17 MAR

中国放送、広島地区の民放初となるフル4K HDR中継車を導入

編集部 2021/3/17 14:00

中国放送では3月2日、あらゆる規模の番組や中継に対応できる最新鋭のシステムを搭載し、報道制作番組からバラエティ番組まで幅広く、よりレベルの高い番組制作を目的として4K HDR中継車を導入し、運用を開始した。

高精細でよりリアル感を再現できる「4K HDR」のメリットを活かしながら、RCCの主な中継業務であるマツダスタジアムでのプロ野球中継を始め、駅伝 、ラグビーなどのスポーツ中継、ひろしまフラワーフェスティバル などの各種イベントで活用していく予定。また、運用に先立ち、3月2日に中国放送中継車庫で安全祈願祭と火入れ式が執り行われた。

<特長>
●広島地区の民放局で初のフル4K HDR対応中継車
●車体は中型クラスのコンパクトサイズでありながら、装備は大型中継車並みの最大16台の4Kカメラを搭載可能●4K/HDのサイマル制作にも対応
●12G-SDIにて4Kシステムを構築しているため、HD-SDIシステム同等の効率的な運用が可能
●6台のハンディカメラはビルトアップシステムにて高倍率大型レンズに対応
●マルチビューワー採用により、自由なモニターレイアウトと省スペースを実現
●スイッチャーは小型操作卓を持ち出して並列運用も可能

<4K HDR対応 新中継車 仕様>
●システム設計・施工:池上通信機
●車体架装:京成自動車工業
 全長 8610mm 全幅 2485mm 全高 3300mm
 総重量 14.5t
 発電機 35kVA 
●カメラ:池上通信機 UHK-430 6式
●レンズ:キャノン UJ90✕9B 5式 UJ111✕8.3B 1式 CJ14e✕4.3B 1式
●スイッチャー:池上通信機 MuPS-5000(12G対応 60入力40出力)
●ビデオサーバー:EVS XT-GO(スーパースロー対応) 1式 XT-nano 1式