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人気番組『博士ちゃん』が最先端技術を駆使したアトラクションに!テレビ朝日が若葉台の自社施設を大幅リニューアル

編集部 2021/10/5 16:30

東京都稲城市にあるテレビ朝日・若葉台メディアセンターが「人生の分岐点になる体験」をコンセプトに、楽しみながら気づきや学びを起こす展示や体験を提供する施設としてリニューアルオープン。そのオープニングを記念し、10月2日から来年の5月8日まで参加型イベント『「君も博士になれる」展 empowered by 博士ちゃん』を同施設で開催した。

テレビ朝日の人気番組『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』から着想を得た同イベントは、企画プロデューサーにPanoramatiks(パノラマティクス)の齋藤精一氏、クリエイティブ・ディレクションにCEKAI(セカイ)の福田哲丸氏と篠田哲郎氏、イべント全体のアートワークにアーティストの大河原健太郎氏を起用。館内に様々な知育型アトラクションを設置して、来場者の好奇心のトビラを開く空間作りが行われている。

入場時に受け取る「はかせちゃんノート」
番組の歴代の“博士ちゃん”たちの研究内容が展示

来場者は入場時に「はかせちゃんノート」を受け取る。番組に登場する大人顔負けの知識を身につけた子供の“博士ちゃん”たちがの多くが、研究内容をまとめるオリジナルのノートを作っていることに着眼して考案されたアイデアで、館内のアトラクションを回りながら、自分だけの「はかせちゃんノート」作りを楽しむという内容だ。館内には番組の歴代の“博士ちゃん”たちの研究内容の展示もある。また、来場者が会場を回って思いついた「みんなにおしえたいこと」「不思議だと思ったこと」を紙に書いて貼っていく「ふし木とちし木」のボードも用意されている。

「体内探検」のコーナー

メインとなる各アトラクションもユニークなものが多い。広いフロアでまず目を引くのは巨大なエリアを探検する「体内探検」のコーナーだ。生物の口から迷路のような体内に入り、心臓や腸など、生き物の体の中の仕組みを冒険気分で体験することができる。

「スローハント」のコーナー

また、獲物に気づかれないようにゆっくり動いて、画面の中の虫を捕まえる「スローハント」のコーナーや、ipad OSまたはiOS12を搭載したipad/iphoneを使い、絶滅した動物が眠る墓地を探索する「絶滅動物の墓場」のコーナー、ダチョウになりきって、モニターに向かってダンスで気持ちを伝える「やりすぎ求愛ダンス」のコーナーなど、動物になりきってその特殊能力やかわった習性をゲーム感覚で体験できる面白いアトラクションが並ぶ。

「絶滅動物の墓場」のコーナー
「やりすぎ求愛ダンス」のコーナー

会場奥には、番組テーマソング「博士ちゃん」を作曲の葉加瀬太郎と、番組に登場した浅川遊(チェロ博士ちゃん)、井上暖之(エレクトーン博士ちゃん)、東儀典親(世界の楽器博士ちゃん)の3人の楽器が得意な博士ちゃんがコラボで演奏する「博士ちゃんカルテット」のコーナーもある。ここでは番組では聴けない同曲の特別なアレンジバージョンを楽しむことができる。

「博士ちゃんカルテット」のコーナー

さらに、音が空気の振動によって発せられることに着眼して、音を視覚的に楽しむ「サウンドビジュアライザー」のコーナーも。物を置いたり人が立ったりすることによって、音の変化を楽しむことができる「ビートシーケンサー」のコーナーも、最先端の装置を用い、番組ゆかりのデジタルアートの要素を取り入れた興味深いアトラクションだ。屋外広場「ライブデザインパーク」では移動式カフェも用意され、晴れた日に家族連れが屋外で憩いの時間を楽しむことができる。

「サウンドビジュアライザー」のコーナー
「サウンドビジュアライザー」のコーナー

担当スタッフは「テレビ朝日の敷地であるこの会場の有効利用を考え、ゼロから考えたアイデアを具現化したのが今回の企画です。子供に学びをしてもらえる場を、テレビ局らしいアイデアで実現しました」と話す。今回の企画は5月までの開催だが、「話があれば、その後も全国を回るような構想もあります」と今後の展望も語った。

テレビ局が地域に持つ様々な施設を有効活用し、テレビ局らしいアイデアと企画性で地域の人たちと触れ合う場を提供する今回の試みは、地域の活性化やメディアの在り方という面でも注目を集めそうだ。

<開催概要>
展覧会名:「君も博士になれる」展 empowered by 博士ちゃん
開催期間:2021年10月2日(土)~ 2022年5月8日(日)
※月曜(祝祭日除く)、年末年始(12/31~1/3)休館(予定)
開館時間:平日   10:00~17:00
         土日祝  10:00~18:00 ※予定
会   場: テレビ朝日 若葉台メディアセンター(東京都稲城市若葉台2-10-1)
ア ク セ ス: 京王相模原線 若葉台駅北口より314m
 (新宿から若葉台まで電車で約30分)
主   催: 株式会社テレビ朝日
企   画: 株式会社テレビ朝日、Panoramatiks
演   出: CEKAI
制   作: Rhizomatiks 、株式会社xpd、株式会社オーク、
株式会社アートビークル― 
協   力: 京王電鉄株式会社
オフィシャルホームページ:  https://lab-wakabadai.com/kimimohakase/

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