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テレビ朝日、番組の美術廃材を利用したアートプロジェクト「art to Art Project」が始動

編集部 2022/4/26 10:00

テレビ朝日は、SDGsの取り組みの一環として「art to Art Project」(アート・トゥ・アートプロジェクト)と題した、番組の美術廃材を有効活用する新しい取り組みをスタートしたことを発表した。

テレビ朝日では日ごろから、番組収録スタジオの美術セットから出る廃棄物を減らすよう、再利用を積極的に進めているが、それでもどうしても生じてしまう美術廃材をどう活用するかを課題に挙げていた。番組に彩りを添える美術セットとしての役割を終えた美術廃材を、まったく別のアート作品として再びよみがえらせる今回のプロジェクトを通じて、参加者に環境問題をより身近に感じてもらう、学びの機会を提供するという。

この「art to Art Project」第一弾を、テレビ朝日若葉台メディアセンター(東京・稲城市)で4月29日(金・祝)、30日(土)に開催される「春の若葉台マルシェ」からスタート。来場者に無料で参加できるキッズワークショップや、モニュメントの制作展示が予定されている。

「イニシャルバッジを作ろう!」と題したキッズワークショップでは、スタジオセットに敷かれた色とりどりのパンチじゅうたんをアルファベットに型抜きしたものや、使用しなくなった配線、装飾小物などを材料にして、参加者それぞれのセンスで、イニシャルバッジを制作。会場にはテレビ朝日の美術セクションのスタッフも常駐し、プロのセットデザイナーからアドバイスを受けながら制作を進めることができる。

モニュメントイメージ

また、マルシェの会場の中央には、廃材を使ったモニュメントも登場。廃棄予定だった大道具を組み合わせて作った台座の上に、同じく廃棄予定だったガラス瓶を並べて、参加者と一緒に一つのモニュメントを完成させる。さらに、ガラス瓶にはシックなドライフラワーを装飾。このドライフラワーは、テレビ朝日の看板番組『報道ステーション』と『徹子の部屋』のスタジオセットに飾られた生花から作られたもの。生花をそのまま廃棄するのではなく、ドライフラワー加工してアートプロジェクトの材料として活用することで、視聴者の暮らしに彩りを添える取り組みへとつなげていくという。

同プロジェクトは、今後もテレビ朝日が主催するイベント会場などを中心に継続的な取り組みとして実施していく予定とのことだ。

■「春の若葉台マルシェ」イベント概要

会場:テレビ朝日若葉台メディアセンター 屋外芝生エリア
住所:東京都稲城市若葉台2-10-1
会期:2022年4月29日(金・祝)、30日(土)9:00~17:00
※「art to Art Project」は当日現地で参加受付・参加費無料・先着順となる

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