TBSが再生可能エネルギー事業の取り組みに向けて、みんな電力と協業

編集部

東京放送ホールディングス(以下、TBS HD)は、ベンチャー企業への出資・連携を推進するコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)である子会社のTBSイノベーション・パートナーズを通じて、再生可能エネルギー事業に取り組むみんな電力株式会社(以下、みんな電力)の第三者勘当増資を引き受けたことを、9月14日に発表した。

これに伴い、TBS HDとみんな電力は、再生可能エネルギーに関わる企画制作、情報発信および、TBSグループの再生可能エネルギー活用における協力支援を推進する業務提携契約を締結した。

みんな電力は、各地より調達する再エネ発電所からの電力を、独自の電力取引プラットフォーム上で販売するエネルギー・イノベーション・ベンチャー。同社の電力供給量に占めるFIT電気(再エネ)比率は業界トップレベル。また、個人や団体が保有する電源を Web 上で可視化し、契約者と生産者が繫がる「顔の見えるでんき」としてブランド化し、地域創生等に活用するモデルを提供している。さらに、ブロックチェーンを活用した電源由来証明に関する技術の実装に向けた試みも、各社に先んじて行っている。

2015年、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みが国連で採択。TBSグループも「グループ中期経営計画 2020」にてSDGs及びESGに対する積極的な取組みを掲げている。なかでも、とりわけ環境価値向上に繫がる「再生可能エネルギー」の普及は国際的にも大きなテーマとされている。TBSは自社事業の一環として、こうした社会課題に貢献するために、みんな電力と業務提携の締結を進めた。

TBSグループとしてみんな電力との協業で予定されている取り組みは以下の通り

・再生可能エネルギーの提供と導入支援
・環境への配慮や社会課題の解決に関する企画制作、発信に関する協力支援
・JNN系列局とも連携した地域エネルギー事業及び地方創生モデルの実証研究

現在の計画
・2018年12月より TBSラジオ「戸田送信所」の100%再エネ化
電源には新潟県上越市の小規模水力発電施設等から供給を予定
・TBSラジオ「戸田送信所」の100%再エネ化に伴い、みんな電力のブロックチェーン技術を活用した電源由来証明に関する実証実験に参加

その他取組みに関しては決まり次第発表するとのこと

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