映像メディアの価値を映す Screens

テレビ東京グループで通販事業を手掛ける株式会社テレビ東京ダイレクト（本社:東京都港区）は25日、日本空港ビルデング株式会社（本社:東京都大田区）、東京国際空港ターミナル株式会社(本社所在地:東京都大田区）と業務提携し、急増する訪日中国人観光客向けに、羽田空港ブランドを使った「免税品のアプリ予約と免税店内受け渡しサービス」を7月から開始することを発表した。

このサービスは、国が推進する「手ぶら観光」の施策を受けてスタートするもので、利用者は中国のメッセージアプ「WeChat（ウィーチャット）」上のミニプログラム内にオープンする「羽田空港・免税品予約店（仮）」サイトから商品を選び、事前予約することができる。訪日後、帰国便の搭乗前に国際線ターミナルの総合免税店「TIAT DUTY FREE SHOP
CENTRAL」店舗内で、予約した免税品の代金支払いと受け取りが可能。

WeChatアプリ内サイトで表示される言語は中国語（簡体字）で、中国をはじめ台湾・香港などからの訪日客をターゲットとしている。このビジネスにおいて、テレビ東京ダイレクトはサイト出店企業（メーカー・卸売業者など）の集約を担う。また、「食」や「旅」に関する通販番組のノウハウを活かし日本各地から商品を調達するほか、羽田空港内の施設を活用した“コト消費”という点でも新たな提案をしていくという。さらに、映像コンテンツを使って、販売サイトの中国における宣伝と販促
活動も推進する。

羽田空港の旅客数は昨年8,500万人を超え、今後も2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、利用者がさらに増加することが予想。この新しいサービスを通じて世界中からの旅行客に日本全国の魅力ある特産品を紹介し、地方創生や日本文化の発信にも寄与する事業にしていく方針だ。

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