フジテレビ、映像情報メディア学会技術振興賞2部門を同時受賞
05JUN

フジテレビ、映像情報メディア学会技術振興賞2部門を同時受賞

編集部 2019/6/5 18:00

フジテレビは、一般社団法人・映像情報メディア学会が主催する「2018年度(第46回)技術振興賞」において、技術開発賞(現場運用部門)とコンテンツ技術賞の2部門を同時受賞したことを発表した。

同日、都内で開催された映像情報メディア学会の「第65回定時社員総会」中の授賞式にて、技術開発賞を受賞した吉村理希、秋信真太郎、冨吉政貴(フジテレビ回線管制部)の3名が登壇。また、コンテンツ技術賞の代理(受賞者は上田容一郎)として白坂典義(フジテレビ技術開発部)が登壇した。

■「衛星回線の高効率化・双方向通信・運用自動化を実現した新SNGシステム(F・SAT)」(技術開発省)

フジテレビは、FNS系列各局が使用するSNGシステムを2018年4月に更新。衛星回線の帯域を効率よく使用できる最新の変調方式や、伝送データをいままで以上に圧縮できる最新の符号化方式を採用し、データ伝送効率を飛躍的に向上させた。また、衛星回線をIP回線として使用できるように改良したため、衛星回線を使ったインターネットへの接続や双方向の通信を実現した。これにより、地上の各種通信回線網が使用できない場所でも、従来の映像素材の伝送だけでなく、インターネット接続やデータファイル送信、衛星IP電話など付加価値のあるサービスの提供できるようになった。

本システムの完成により、災害現場のような場所でも、中継車が現場に到着するだけで上記のサービスを利用可能に。さらに、中継車と放送局を衛星回線でつなぐ際に人手で行っていた接続チェック項目のほとんどを自動化することで中継現場と放送局で行われていた作業の大幅な効率化も実現した。

■「ライブ音楽番組におけるフレアプラスレンズを用いた映像効果~2018FNS歌謡祭における活用~」(コンテンツ技術賞)

フジテレビは、強い光によって映像に光の線や光のにじみなどによって光彩が生じるフレアについて、生放送で意図する効果を映像に付与する技術を開発した。フレアは偶然に生じるもので、映像の演出効果として使いたい場合、従来は編集時にCG合成などを施す必要があり、生放送でコントロールすることが難しかった。しかし、フジテレビは、カメラの撮像面と集光部の間に空洞を作りアクリル材など透明な物質を挿入。これによりフレアを付加させる、フレアプラスレンズを考案してこの問題を解決した。フレアプラスレンズは、2018年12月5日・12日にて放送された『2018FNS歌謡祭』にて実際に使用された。

フレアプラスレンズ
フレア効果映像
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