映像メディアの価値を映す Screens

HTB北海道テレビは、国内で7,600人を超える感染者が発生している新型コロナウイルス感染拡大防止のため、地域の生活者が日常で取り組める「手の洗い方」動画などを制作して、自社編成枠でのスポットCMの放送やHTBのYouTube公式で発信している。

今般の慢性的なマスク不足のため制作した「たった10秒!簡単ハンカチマスクの作り方」動画が大きな反響を呼び、ユニヴァーサルデザインの普及と実現を進めている一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会の海外向けウェブサイトで、英語とスペイン語の翻訳を付けて紹介された。同動画は、森さやかアナウンサーがハンカチとゴムで簡単にハンカチマスクの作り方を紹介する約1分30秒のコンテンツ。

ハンカチマスクは医療用ではないためウイルスを完全に防ぐことはできないが、咳やくしゃみによる飛沫とそれら含まれるウイルスなど、病原体の飛散を防ぐ上でマスクの代用品として効果がある。また、水で薄めた家庭用塩素系漂白剤で適切に消毒することで繰り返し使うことが可能だ。

HTBでは反響を受けて、土屋まりアナウンサーが英語でハンカチマスクの作り方を紹介する動画「Easywaytomakea”Handkerchief-Mask”withoutsewing」を制作し、4月13日からHTBのYouTube公式で配信中。

また、HTBでは、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けて、2月25日に自社のウェブサイト内に新型コロナウイルス関連の特設サイト「HTBニュース新型コロナウイルス」を開設。また、4月7日に政府による東京都など7都府県に緊急事態宣言が発令された翌8日には「新型コロナウイルス感染症についての行動・編成方針」を策定した。

HTBでは、今後とも放送のみならずデータ放送、インターネット、SNS、またonちゃんアプリなどを通して、新型コロナウイルスについて正確な情報を迅速に伝えるとともに、生活ストレスの軽減や日常生活に役立つ感染予防策などの発信に努めていく方針だ。

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