映像メディアの価値を映す Screens

南海放送株式会社（愛媛県松山市）は7月1日、オリジナルスマートフォンアプリ「南海放送アプリ」の動画配信と番組連携に関する改修を行い、リリースしたことを発表した。

南海放送では、全国高校サッカー選手権愛媛県大会や新型コロナウイルス関連の知事会見などのライブ配信の際、「南海放送アプリ」のプッシュ通知機能を使ってユーザーに発信してきた。今回は、新たにアプリ上に動画配信機能を設置。平時は番組宣伝や広告の動画を掲載し、スポーツ中継や行政による会見などはライブ配信、有事の際には県内各地に設置した情報カメラ映像の配信を計画している。将来的には自社制作番組の同時配信も視野に入れているという。

また、番組連携機能として「4択アンケート」機能を実装。テレビでは、7月4日（土）に放送された自社制作番組『Beans』から毎週、ラジオでは7月6日（月）から11日（土）の間で展開される『エフナン防災キャンペーン～西日本豪雨から2年～』にて活用し、視聴者・リスナーのスマートフォンを使った番組参加を促す。

同アプリは、スマートフォンを使って地域とつながることを目的に、2015年2月にローンチし、現在の累積ダウンロード数は8.6万。地域と普段からつながりテレビ・ラジオ番組との連携を図るともに、有事の際には地域の安心安全に寄与する本アプリの取り組みは全国の放送局から関心を集め、ネットワーク系列を超えてアプリのライセンスを提供している。（7月1日時点 14社が導入）

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