スイッチメディア、ADKらとSaaSプロダクト強化に向けて資本業務提携
編集部
クラウド型テレビCM出稿分析サービス「SMART」を運営する株式会社スイッチメディア(以下「スイッチメディア」)は、株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ(以下「ADK MS」)、ノバセル株式会社(以下「ノバセル」)、ラクスル株式会社(以下「ラクスル」)と資本業務提携を開始したことを発表した。
各企業において自社のテレビCM出稿における費用対効果を把握することへのニーズが年々高まりつつあるなか、スイッチメディアは独自の技術を用いたテレビ視聴データの研究・開発、国内1万人からのデータ取得・集計、データサイエンス技術を用いたソリューションの開発によって、テレビCMの効果改善を可能とするプロダクトの開発/提供に取り組んできた。2022年2月時点でクラウド型テレビCM出稿分析サービス「SMART」の累計導入企業数は100社以上となり、また今回の提携でスイッチメディアの資金調達額は10億円を超えたという。
■ADK MSとの資本業務提携の目的
スイッチメディアが開発/提供するSaaS分析プロダクト、保有するデータ、効果検証の知見やノウハウを広告会社であるADK MSと共有することで、広告主への提供価値向上が可能となる。この提携によりADK MSは広告主の商品・サービスに適切な消費者をターゲティングする精度を更に高めるとともに、広告プランニング/メディアバイイング/効果モニタリング/検証結果までを踏まえた再プランニングと、TVメディア投資におけるすべてのPDCAプロセスを強化して、広告主のマーケティングROIを高める提案が可能になる。
「株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ(ADK MS)」公式ホームページ
■ノバセルとの業務提携の目的
テレビ視聴データ分析と独自のデータをSaaSプロダクトで提供してきたスイッチメディアと、テレビCM効果検証SaaS「ノバセルアナリティクス」の提供、及びCM企画・制作・放映・効果検証をワンストップで提供してきたノバセルの両社は、お互いの知見と技術を持ち寄ってテレビCMの効果検証に関連する研究・開発を共同で行い、両社の事業価値向上を目指す。
■増資によって調達した資金の使途
今回の増資によって調達した資金は、SaaSプロダクトの開発、テレビ視聴データの拡充、人材、特にエンジニアやデータサイエンティストの採用、サービスのプロモーション展開に投資を予定。この投資により、簡単に統合マーケティングを実現できるマーケティングソリューションの開発を強化し、さらなる事業の加速を目指す。