日本テレビ放送網、「鈴木敏夫とジブリ展」京都展スタート 夏には東京展も開催
編集部
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日本テレビ放送網は、高畑勲、宮﨑駿両監督と共に、数々の名作を世に送り出してきたスタジオジブリ・プロデューサー、鈴木敏夫の幼少の頃から現在に至るまでの足跡を、8,800冊の書籍や映画と共に振り返る「鈴木敏夫とジブリ展」京都展が開幕。夏には「鈴木敏夫とジブリ展」東京展を開催することを発表した。
今回の展覧会は、鈴木プロデューサー自らが初めて“本の展示がやりたい”と提案をし、実現したもの。4月23日の京都展の開幕に先立ち行われたプレス内覧会で鈴木プロデュ―サーは、「70年くらいの間で読んできた本を全部1つの部屋に集めるのが夢だった。そして今日、その真ん中に立つことができて嬉しい。(自分に関する展示が)これだけでまとまってしまうのか、という思いと、一方でこんなに色々あったのかという思いがある。」と語った。
囲み取材が行われた8,800冊の本棚の部屋については、鈴木プロデューサーの隠れ家である、「れんが屋」をモチーフにしており、若い時から好きだったというウィリアム・モリスがデザインした壁紙が使用されている。数多くの本の展示の中でも注目してほしいのは、引っ越しの度に捨てるべきか何度も迷ったというキネマ旬報が並ぶ一角。鈴木プロデューサーが集めてきたもので、戦後のものはほとんど揃っている。中にはとても貴重な大正時代のものもあるという。展示会の見どころは下記の通り。
【展覧会の見どころ①】鈴木プロデューサーが少年時代を過ごした、四畳半の部屋を再現!
まず来場者を迎えるのが、鈴木プロデューサーの少年時代の記憶に、すこし「理想」を織り交ぜて再現した、四畳半の部屋。少年時代、漫画雑誌を捨てず、すべて部屋に溜め込み、暇さえあれば読んでいたという鈴木プロデューサー。一気に2022年から1950年代にタイムスリップした気分に。ここからスタジオジブリ誕生の秘密に触れる旅が始まる。
【展覧会の見どころ②】プロデューサー・鈴木敏夫は何をしたのか
スタジオジブリ作品の多くは、高畑勲監督、宮﨑駿監督と鈴木プロデューサーの何気ない会話から生まれてきた。映画を見る前に、宣伝コピーやポスター、コマーシャルを見た人も多いはず。生まれた作品を多くの人に届けるために、鈴木プロデューサーは多くの役割を担ってきた。スタジオジブリ作品といえば、まず主題歌から思い浮かぶ人も多い。映画作品よりも先に、主題歌をヒットさせる。これも鈴木プロデューサーの宣伝方法のひとつ。「鈴木敏夫とジブリ展」では、鈴木プロデューサーのスタジオジブリでの足跡をたどることができる。
【展覧会の見どころ③】展覧会のラストを飾る8,800冊の特別な本棚
数々の名作を送り出してきた鈴木プロデューサーのその頭の中をのぞいているかのような、凝縮された空間の真ん中で、カオナシが静かに読書中。こちらの部屋は、鈴木プロデューサーの隠れ家・れんが屋をモチーフにしており、鈴木プロデューサーのこれまでを形作った8,800冊の書籍を見ることができる。その中には、ここまでの展示で紹介してきた書籍も。スタジオジブリの名作の元になったあの本や、こんな本まで…!?
■「鈴木敏夫とジブリ展」京都展 開催概要
会期:2022年4月23日(土)〜6月19日(日)
休館日:月曜日※4月25日(月)、5月2日(月)は臨時開館
開室時間:10:00~18:00 ※金曜日は19:30まで(入室はそれぞれ30分前まで)
会場:京都文化博物館 4階・3階展示室(京都市中京区三条高倉)
入場料(税込) :一般・大学生1,600円(1,400円)、中・高校生1,300円(1,100円)、小学生1,000円(800円)
※()内は20名以上の団体料金
主催:京都府、京都文化博物館、読売テレビ、読売新聞社、キョードー関西
特別協賛:au(KDDI株式会社)
協賛:図書印刷
特別協力:スタジオジブリ
■「鈴木敏夫とジブリ展」東京展 開催概要
会期:2022年7月1日(金)~9月7日(水)
会場:東京・天王洲 寺田倉庫 B&C HALL/E HALL
チケット価格:※1時間ごとの日時指定入場制。
通常チケット:一般1,800円(税込)/ 中・高校生1,500円(税込)/小学生1,100円(税込)
特典付きチケット:一般 ¥2,600(税込)/中・高校生 ¥2,300(税込)/小学生 ¥1,900(税込)
開場時間:10:00~20:00
チケット購入:ローソンチケット、ゼロチケ
主催:日本テレビ、ローソンチケット、ディスクガレージ、第一通信社、TOKYO FM
特別協賛:au(KDDI株式会社)
特別協力:スタジオジブリ
協賛:寺田倉庫 図書印刷