映像メディアの価値を映す Screens

中京テレビの「ススメ」プロジェクトが、10月1日から始まった乳がん月間に合わせてボール絵本「ママのチェックをチェック」を制作した。

ボール絵本は、10月末まで実施するTwitterフォロー＆RTキャンペーンの当選賞品となっている。また、10月15日・16日に日本ガイシホールで開催された「中京テレビ：すこやかフェスタ2022」の特設ブース内で、実物に触れることができる機会も設けた。

「ススメ」プロジェクトは、中京テレビの恩田千佐子アナウンサーが乳がんに罹患したことをきっかけに発足し、セルフチェックの重要性※に着目。3本指3ステップで行う「BREAST CANCER CHECK」マークを開発し、各地のイベント・ウェブコンテンツを通して、乳がんリスクのある20代以上の女性に向けてチェック方法や検診に関する啓発を行ってきた。

その中で課題として浮かび上がってきたのが、子育て中の多忙なママにとって乳がんセルフチェックを習慣化することの難しさ。彼女たちの生活にセルフチェックというアクションを何とか取り入れてもらえないかと考えて生まれたのが、このボール絵本だ。

耐水性を持たせたボール絵本は、乳がんセルフチェックに最適なバスタイムに読むことができるので、子どもと入浴するタイミングでコミュニケーションをとりながら自然とセルフチェックができる。

読み聞かせを行うのは、リトルドクターとしてママの健康を願う子どもたち。ママはリトルドクターの言葉を聞きながら、3本指3ステップのチェックを行っていく。ボール絵本をひっくり返して湯船に浮かべるといっしょにアクションできるので、子どもが大人になったとき、大切な人を守るための学びにもなっている。

ボール絵本は今後、「ススメ」プロジェクトから無料で貸し出しをする予定。

※乳がんは早期発見・早期治療できれば90％が治る（10年相対生存率）病気。そして早期発見の約6割がセルフチェックで見つかっているにも関わらず、セルフチェック方法の認知率や、きちんと実行できている人の割合はまだまだ低い。

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