映像メディアの価値を映す Screens

先進映像協会日本部会主催のルミエール・ジャパン・アワード2022が、11月16日（水）にInter BEE 2022にて開催され、フジテレビが制作し1月3日（月）にBSフジで4Ｋ放送された『TimeTrip鎌倉幕府～悲劇の将軍と夜叉王の面～』が4Ｋ部門準グランプリを受賞。8年連続入賞の快挙となった。

『TimeTrip鎌倉幕府～悲劇の将軍と夜叉王の面～』は、昨年4Ｋ部門特別賞を受賞した『TimeTrip江戸-東京続・日本最古の360度パノラマ写真の謎』に連なるシリーズ作品。今作では、源頼朝が鎌倉幕府を開くまでの歴史的背景や源頼家暗殺までの経緯と謎を検証。静岡県伊豆市 福地山修禅寺に残された頼家のものとされる仮面を復元・制作し、貴重な歴史資料を超高精細の4Ｋ/HDR撮影することでディテールを浮かび上がらせた。広色域を最大限に活用して撮影した四季折々の伊豆の風景、800年前の歴史資料を4Ｋ/HDRで記録する意義、先進映像技術を用いることによる歴史的な発見に説得力を強める効果などが評価された。

本作品は12月26日（月）22:00～22:55で、BSフジとBSフジ4Ｋで放送される。本シリーズの最新作『TimeTrip鎌倉幕府～尼将軍北条政子～』も翌27日（火）22:00～22:55にBSフジとBSフジ4Ｋで放送予定。

ルミエール・ジャパン・アワードとは

良質なコンテンツの拡大と品質向上を目的として、国内で制作・公開された優れた先進映像コンテンツを2011年より表彰している。主催する先進映像協会日本部会は、3Ｄ、UHD（4Ｋ・8Ｋなどのウルトラハイディフィニション）、VR（バーチャルリアリティー）などの先進的な映像技術を活用したコンテンツ表現が、教育啓発・表彰・調査研究を通して発展・普及されることを目的とする業界団体。

受賞者コメント 『TimeTrip鎌倉幕府～悲劇の将軍と夜叉王の面～』演出・統括プロデューサー･大村卓（フジテレビ制作技術統括部）