映像メディアの価値を映す Screens

OMO（Online Marge with Offline）ソリューションを手掛けるアイエント株式会社（本社東京都渋谷区神宮前、代表取締役 大森智人）は、ファッションに特化したEC支援やPRプラットフォームを開発・運営しており、自社サービス「芸能人が着用した衣装が見つかるコミュニティサイト（コレカウ）」を運営する際に取得するファッションデータを活用し、2022年にテレビ放送された番組や出演したタレントのファッション、ブランドの人気ランキングを発表した。

2022年のドラマと言えば、フジテレビ系10月期ドラマ『silent』。社会現象を巻き起こし、最終回に向け更に盛り上がりを見せている。世帯視聴率は一桁台とはいえ、見逃し配信サイト「TVer」の再生回数の最高記録更新や放映時のツイート数が国内トレンド1位はもちろん世界トレンド1位になるなど、話題性は圧倒的だ。

「人気・話題性・満足度」は”視聴率”のみで判定していた時代は終わり、さまざまな指標で捉えていく新たなフェーズになってきたようだ。

2021年〜2022年にかけて放送されたドラマ『真犯人フラグ』では、ドラマと連動し「#みんなの真犯人フラグ」というハッシュタグで視聴者が犯人をSNS上で考察し、投票結果が公開されるなど話題を集めるきっかけとなった。

10月期ドラマ『君の花になる』では、作中に登場するボーイズグループ「8LOOM」のオーディションからドラマ放送までの1年間を追う密着＆応援コンテンツをYouTubeやParaviで配信。期間限定のボーイズグループとしてデビューすることも発表された。また、株式会社マッシュスタイルラボの衣装コラボレーションも話題になり、応援したくなる”推し活”により視聴者を取り込んでいる。

ブランドランキングでも大きな変化が見られた。とにかく“バズらせる”という施策ではなく、幅広いメディアへの露出から、信頼性と認知度を勝ち得て着実に力をつけている、そんな印象の強いブランドが上位を占めた。

番組別衣装人気ランキング TOP60

やはり強かった『silent』人気が止まらない！

音のない世界で再び出会い直した男女の切なくも心温まる物語を描いた感涙必須の本格派ラブストーリー。ドラマ『silent』ではTwitterやInstagramを設けてオフショット、メイキングムービーなどを積極的に投稿。プロデューサーのツイートも人気に。また話題のシーンをTikTokで公開するなど、SNSに非常に力を入れていることがわかる。現在（12/14時点）Instagramのフォロワー数は127.2万人、Twitterフォロワー数は62.4万人と、ドラマ公式SNSでは異例のフォロワー数となり注目度が数字にも表れている。このSNSプロモーションは、見ていなかった視聴者の取り込みや根強いファンを獲得し、大きな成功を収めたと言える。

2位は『ムチャブリ！ わたしが社長になるなんて』、3位は『ユニコーンに乗って』となり、女性が⼀歩ずつ着実に前に進み活躍するドラマがランクインした。コレカウで人気が出るのが、この”仕事ができて、モテる役”に加えて今年は、あくまで自然体で自分を持っている、そんな憧れの女性像のファッションが注目された。

タレント別衣装人気ランキング　TOP100

2年連続第1位は、川口春奈。話題作への出演が続き、快進撃が止まらない！

■第1位「川口春奈」
カジュアルでユニセックスなコーディネートが多かった『silent』の衣装が支持された。真似しやすいリアリティのあるスタイルで好感度が高かったと感じる。オーバーサイズなアイテムの着用も多く、柔らかい女性らしさも感じるコーディネートは、役柄もさることながら、川口春奈の透明感とナチュラルな雰囲気に調和したのではないか。

ADAM ET ROPE'、BEAUTY&YOUTH、FREAK'S STOREなど、幅広い年代から支持されるブランドの着用が見られた。

■第2位「高畑充希」
鮮やかなモードっぽいコーデが多かった『ムチャブリ！ わたしが社長になるなんて』
このドラマの見どころにもなっていたのが雛子（高畑充希）のファッション。Happyになれるカラーコーディネートは見て楽しんだ方も多かったのではないか。公式Instagramでも『雛子のファッションチェック』と題した投稿もみられ、ファッションにこだわりを見せていたことが伺える。 そして、”仕事ができて、モテる役”はやっぱり強い！

LOVELESS、LILY BROWN、MAISON SPECIAL、UNITED TOKYOなどオリジナリティの高いブランドが着用された。

■第3位「永野芽郁」
シリアスな役からコミカルな役まで大活躍の永野芽郁。高い演技力も評価されているが、なんといっても天真爛漫なキャラクターが魅力。ドラマ『ユニコーンに乗って』では、若きCEOの役柄で、MARNIやPUBLIC TOKYOなどのデザイン性の高いアイテムが多数着用された。こだわりのデザインは「どこのブランド？」と興味を沸かせる結果となった。

男性タレントランキング

■第1位「目黒蓮」
ドラマ『silent』での胸に突き刺さる「静」の圧巻の演技、そして不器用で優しい、難しい役柄を見事に演じ、堂々の1位。スウェットを中心にシンプルな着こなしで、清潔感があり好感の持てるファッションであり、BEAMS、Champion、ikka など手の届くリアルなブランドが女性・男性ともに圧倒的な支持を獲得した結果となった。

■第2位「中村倫也」
ドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます？ー』のファッションに注目。尖っているちょっとナルシストな弁護士役。有村架純と中村倫也の石羽コンビの掛け合いがテンポの良い展開でハマった方が多いはず。ハイブランドの個性的なカラーのスーツや、鮮やかなセットアップが一際目を引いた。GUCCI、ETRO、Paul smith、LAD MUSICIANなどハイブランドからドメスティックブランドまで、華やかで存在感のあるアイテムは女性ファンも気になったはず。

■第3位「羽生結弦」
プロ転向以降初のショー「プロローグ」のオフィシャルガイドブックで着用したUNITED TOKYOのパーカーが一夜にして大バズリ、年間3位に急浮上となった。アーティストにはよくある話だが、加えて、アスリートでも起こり得るのだということを実感した出来事だった。プロ転向以降もその人気は衰えるどころか、今も一挙一動に注目が集まっている。世界中に固定ファンがいる羽生、さすがの注目度だ。

■第4位 吉野北人
■第5位 赤楚衛二
■第6位 横浜流星
■第7位 山田涼介
■第8位 菅田将暉
■第9位 鈴鹿央士
■第10位 高橋文哉

ブランド別衣装人気ランキング TOP60

審美眼の鋭いプロのスタイリストが選んだブランドは…エッジの効いたブランドが上位に！

■第1位「LOVELESS」
定番からトレンドまで、ちょっとエッジの効いたデザインが目を引くLOVELESS。幅広くドラマに貸出し、堂々の1位！継続してドラマへの衣装協力をし、TVの露出に力を入れていることが伺える。ドラマ以外では「LINE公式アカウント CM」で多部未華子さんが着用されたストライプのワンピースに注目が集まった。

■第2位「MAISON SPECIAL」
尖ったデザインが特徴的なリアルクローズマーケットのトレンドセッター「MAISON SPECIAL」が第2位！他に無いデザインやカラーが支持され、去年21位から大幅に順位をジャンプアップ。こちらも幅広いメディアでの露出が見られた。バラエティでは、滝沢カレン、生見愛瑠（めるる）、指原莉乃、井桁弘恵など、オシャレさんから絶大なる人気だ。

■第3位「SNIDEL」
言わずとしれたモテファッションの王道ブランド「SNIDEL」は今期も圧倒的な支持を得て、多数着用されました。女性の美しいシルエットを見せてくれるデザインが多いマッシュブランド。今年も4位「Lily Brown」8位「CELFORD」9位「FURFUR」と大健闘！また、ドラマ『君の花になる』ではコラボレーションアイテムの発売も話題を呼んだ。

ジュエリー部門では憧れブランド「TASAKI」が第1位。
装飾的なパールが際立ちドラマでの存在感は抜群。大胆で華やかな「デインジャー」シリーズは、ドラマ『ユニコーンに乗って』で広末涼子に多数着用された。

また、流行に敏感なお洒落女子の新たな注目ブランドは…
5位にランクインしたインフルエンサーブランド「mite」。お洒落ママを中心にオトナ女子から絶大な支持を獲得している。11位には、ECサイトでの販売を中心に人気のある「antiqua」。幅広い年齢層のタレントに着用されている。13位には、韓国ブランド「ATTRANGS（アットランス）」。トレンド感のある女性らしいデザインは、特に20-30代のアナウンサーの着用やバラエティ番組で人気だ。

コレカウが提供する人気ブランド/タレント/番組のデータとは？

テレビドラマに出てきた芸能人の衣装が見つかるコミュニティサイト「コレカウ」において、ファションの情報を元に独自のデータ収集システムで集計・分析を行っている。エンドユーザーのリクエストや話題となっているドラマを中心にコンテンツを収集し、2022年の掲載コンテンツ数は約2万件。UUが900万に及ぶ。また、webショールーム「STYLIA」で取得した衣装データを元に運営している。

コレカウ

STYLA