REVISIO、2023年春ドラマのクールの平均&初回放送の注目度ランキングを発表
編集部
REVISIO株式会社(旧TVISIONINSIGHTS、所在地:東京都千代田区、以下REVISIO)は、2023年4月にスタートした春ドラマについて、初回放送と4月クールの平均注目度(※)ランキングを作成し、初回放送から視られ方に違いが生じたのかについて分析した。注目度の値が高いことは、テレビの前の視聴者がくぎづけになっていたことを表す。
■3位:TBSの『ペンディングトレイン−8時23分、明日君と』主演:山田裕貴
同じ電車に偶然乗り合わせた見ず知らずの乗客たちが突如、前代未聞の出来事に巻き込まれ、電波が通じないうえに水も食料もない極限下で懸命に生き、元の世界に戻ろうとする姿を描いた完全オリジナル、予測不能のヒューマンエンターテインメント。
■2位:TBSの『日曜劇場「ラストマン−全盲の捜査官−」』主演:福山雅治/大泉洋
全盲の人たらしFBI捜査官と、犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事が凸凹バディを組んで難事件に挑んでいく、新時代の痛快バディドラマ。脚本は、『グランメゾン東京』『TOKYOMER~走る緊急救命室~』『マイファミリー』など、日曜劇場で数々の極上のドラマを紡いできた黒岩勉が手がけた。
■1位:NHKの連続テレビ小説『【テレビ小説】らんまん』主演:神木隆之介
日本の植物学者、牧野富太郎をモデルに、フィクションのドラマオリジナル作品として長田育恵が脚本を手がけている。男性が主人公となる朝ドラは3年ぶり12作品目。男性からの人気は2位、個人全体と女性で1位と圧倒的に注目された。後述のとおり、初回放送での注目も高く、視聴者はクール中、離脱せずに視聴していることがわかる。
4月クールの初回放送で一番注目されたのもNHKの朝ドラ!日曜劇場は初回放送4位から2位に浮上
4月にドラマがスタートした時の、初回放送の注目度のランキングも作成。初回放送の注目度と4月クールの注目度の平均を比較することで、内容が進むにつれて、視聴者の興味を惹きつけた番組がどれかがわかる。
NHKの『【連続テレビ小説】らんまん』は、初回放送と4月クールのランキングでともに1位だった。個人全体において、初回放送時では4位だったTBSの『日曜劇場「ラストマン−全盲の捜査官−」』は、4月クールのランキングでは2位に浮上した。今クールでは、初回放送以降で注目度に大きな変動があったドラマは少なく、同じドラマを見続けた視聴者が多かったのではないかと考えられる。
参考:2022年の年間の、プライム帯(19‐23時)におけるドラマジャンルの平均注目度は62%
■今回分析に利用した指標について
※注目度とは?
テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合を表す。シーンに注目している度合いがわかる。