日本のテレビ視聴者の71%が広告付きストリーミングサービスを視聴!Magniteが調査
編集部
世界最大の独立系セルサイド広告会社のMagnite(NASDAQ:MGNI)は、調査レポート「広告付きストリーミングサービスの拡大:進化する日本の視聴状況を探求(The Rise of Ad-Supported Streaming Services :An In-depth Look at Viewers’Changing Habits in Japan)」を発表。テレビコンテンツを含むあらゆるデバイスで配信されるストリーミングサービスの日本での普及を、広告付きコンテンツが牽引していることがわかった。

調査では、日本のテレビ視聴者の71%が広告付きストリーミングサービスを視聴していることが分かった。また、さまざまなフォーマットでテレビを視聴している人々は、上質なコンテンツへ低価格でアクセスできることと引き換えに広告が表示されることを受け入れており、テレビ視聴者の10人に8人が、無料視聴または低価格の広告付きコンテンツを選択するであろうことがわかった。
さらに、ストリーミング視聴者の65%は、あるコンテンツを視聴する場合、広告付きコンテンツの方が広告のないコンテンツよりも料金が安い場合、広告のないコンテンツに料金を支払う必要はないだろうと回答している。
調査では、主に次のことが明らかになった。
■日本における広告付きコンテンツの視聴者にとって、ストリーミングサービスは欠かせないものとなっており、視聴者の72%が家庭においてストリーミングサービスは必須と考えている。前年よりもストリーミングコンテンツの視聴が減ったと回答した人が4%である一方で、前年よりも増えたと回答した人は44%となった。
■広告付きストリーミングユーザーの78%は、ストリーミングを通じて提供されるテレビ番組上で表示される広告は信頼性が高いと考えている。一方、ソーシャルメディア上で表示される広告の信頼性が高いと回答したソーシャルメディアユーザーは60%だった。ストリーミングを通じて提供される高品質で優れたテレビ番組のコンテンツは、ソーシャルメディアプラットフォーム上のコンテンツよりも高い信頼性を獲得している。
■広告付きストリーミングユーザーの64%は、複数のデバイスで目にしたブランドから商品を購入する傾向が高く、複数のデバイスで広告が表示されることにより購買意欲が醸成されることが明らかになった。
<調査方法>
Magniteは、Harris Interactive社へ依頼して日本でのオンライン調査を実施。調査期間は2023年4月25日から5月5日、回答者は16~74歳、1週間にテレビを7時間以上視聴している方を対象に1,243名の回答を得た。