映像メディアの価値を映す Screens

株式会社ビデオリサーチは、データ総合ソリューション「VR LINC（ブイアール リンク）」を通じて、Datorama Japan株式会社が提供するマーケティングデータの統合・分析プラットフォーム「Datorama」との接続を開始したことを15日に発表した。

近年、生活者を取り巻く環境のデジタル化により、WEBのアクセスログやIoTによるセンサーデータなど、企業活動に利用可能なデータは急激に増え続けている。これにより様々なデータ分析が可能となったが、膨大なデータを取りまとめることに多大な労力がかかり、マーケティング担当者は顧客分析など本来行うべき作業に時間を割くことが難しくなっているのが現状だ。

ビデオリサーチによれば、大きな投資額を要するテレビ広告と、様々な数値が計測できるデジタル広告の出稿管理が分断していることで、統合プランニングにおけるPDCAが回しづらいといった課題意識を持っている企業がよく見受けられるという。

このような課題を受けて、ビデオリサーチはDatoramaとの接続を開始。これにより、VR LINCを通じて提供されるVRデータとクライアントが保有する外部データをDatorama上でシームレスに統合し、ダッシュボード化することが可能になるという。具体的には、ビデオリサーチが保有するマスメディア広告の出稿統計データと、デジタル広告の出稿レポート、企業が持つ売上やCRMデータ、自社サイト訪問者のアクセスログなど、マーケティングに関わるデータの収集から可視化、分析をシームレスに行えるようになる。

今後ビデオリサーチは、自社が保有する各種オフラインメディアデータやリッチプロフィールデータとの連携を順次拡大していく予定だ。また、膨大なデータの取りまとめに困っている企業のマーケティング担当者に向け、専用ダッシュボードをDatoramaと共同で開発し提供していくとの考えを示している。

リリース