憧れのアーティストがリビングに登場!?近未来のテレビ視聴システム「日テレ Mixed Reality」体験レポ
14FEB

憧れのアーティストがリビングに登場!?近未来のテレビ視聴システム「日テレ Mixed Reality」体験レポ

編集部 2018/2/14 07:00

3月6日(火)より日本テレビ放送網株式会社(本社:東京都港区、以下 日本テレビ)で開催されるイベント「クリエイティブテクノロジーラボ」にて、初公開となる「日テレ Mixed Reality」を、どこよりも早く編集部が体験。開発に携わる同局 技術統括局コンテンツ技術運用部 チーフ・アート・ディレクター 藤井彩人氏と、同部 堤泰生氏のお話と共に、新感覚のテレビ視聴体験の模様をお届けする。

■「Mixed Reality(複合現実)」とは?

かねてからVirtual Reality(以下VR:バーチャルリアリティ)関連の実験研究を続けてきた同局のCGセクションでは、2年前よりVRの次のステップとして、Mixed Reality(以下MR:複合現実)の研究をスタート。MRとは、VRとAR(Augmented Reality)とを組み合わせた技術分野を指し、VRが“没入感”を大切にするのに対して、MRでは“現実世界と3DCGを空間的に重ねあわせる”ことができるのが特徴で、”現実を拡張した体験”が可能になる。

「当初は、MR技術を利用した『teomirn(テオミルン)』という、ピアニストの“動き”と“感情”を同時に記録し、自由視点で視聴できるシステムの開発に当たっていましたが、この技術はテレビ番組との放送連携にも活用できると確信し、今回の日テレ Mixed Realityの開発につながりました」と藤井氏から開発に至った経緯が語られた。

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■「日テレ Mixed Reality」では、どんなことができるのか

以前、本サイトでも紹介した通り(近未来のテレビ視聴を体験!「日テレ Mixed Reality」3月に公開 https://www.screens-lab.jp/article/5821)、日テレ Mixed Realityでは、マイクロソフトが展開するMRデバイス「Microsoft HoloLens」を通して、さまざまなデータやCGがテレビ画面の外側に表示される。

Microsoft HoloLens

Microsoft HoloLensは、シースルー型のディスプレイを通して、現実世界に仮想オブジェクトを表示させることが可能。Windows10を搭載したコンピューターでもあるため、PCとして利用することもできる。

Microsoft HoloLensを装着して野球中継を見ると、テレビ画面の外側に各選手のデータやスコアが表示される。また、テレビ画面の外側にCG表示されるだけでなく、最新の「立体記録技術」の活用により、テレビの登場人物等が画面から飛び出し、まるで目の前にいるかのような実物大での視聴体験も行える。

加えて、テーブルの上などユーザーが指定した場所にCG映像を立体的に映し出すことができるため、より近くで情報を受け取れるように。

※野球のホームラン画像。尚、このCG画像は360度どの角度でも視聴可能

それでは実際に「日テレ Mixed Reality」の現実とCGの世界がミックスされた新しいテレビ視聴体験の模様をレポートしたい。

■新感覚のテレビ視聴「日テレ Mixed Reality」を編集部が体験

まずは使い方のレクチャーを受ける。Microsoft HoloLensを装着しテレビ画面を見ると、画面上部に各種コンテンツのボタンがCG表示される。視聴したいコンテンツに視線を向けると、PCで言うマウスカーソルのようなものが表示されるので、人差し指と親指でL字を作り、指先を重ね合わせることで実行(選択)される。つまり、日テレ Mixed Realityでは、この人差し指と親指がリモコン(マウス)代わりとなるのだ。

今回デモ体験できるのは、プロ野球中継、音楽番組、自動車のCM、天気予報の4コンテンツ。編集部ではそれぞれ順に体験させてもらったが、実物大のプロ野球選手の登場には圧倒され、音楽番組では、パフォーマンスをするアーティストに合わせて一緒に踊って楽しみ、CMでは、テーブル上に自動車が登場することで、テレビ画面で見る以上に訴求されるような気持ちになったりと、日テレ Mixed Realityに起こる初めての体験に、驚きとワクワクが止まらず、立ち上がったり、手で触れようとしたり、周り込んで見たりと、ただ受け身で視聴するテレビの概念とはまったくかけ離れた体験となった。

※Mixed Realityなし
※Mixed Realityあり

何より、この視聴体験を複数人で同時に行い、共有・共感できることも、これまでにはない新たな技術と言えるのではないだろうか。

※YouTubeより「日テレ Mixed Reality」
堤泰生氏

堤氏は「マラソン中継であれば、コース図をテーブル上に表示させることもできますし、スポーツに限らず、様々なテレビ番組での活用が期待できます。また、視聴するという受け身のスタイルに留まらず、日テレ Mixed Realityを利用してゲームや投票をすることも可能です」。

藤井彩人氏

また、藤井氏は「日テレ Mixed Realityを活用すれば、コンテンツを活かしたプラスアルファの楽しみ方を提供できます。CMも、よりリッチなコンテンツとして作ることができますので、視聴者の関心を引き寄せられるのではないかと思います」と続けた。早くも同局内では、日テレ Mixed Realityのあらゆる可能性について、さまざまなアイデアが交わされているようだ。

■「日テレ Mixed Reality」一般公開は3月6日・7日

現在、スマートフォンのAR機能を使用した視聴システムも開発中という同局では、近い将来、システムの基本部分をMRスマートグラス向けと同一にすることで、マルチデバイス対応を実現させようとしている。

尚、この新しい「日テレ Mixed Reality」は、3月6日(火)、7日(水)に開催される「クリエイティブテクノロジーラボ」にて体験することができる。

【開催期間】
 2018年3月6日(火)11:00~18:00
 2018年3月7日(水)11:00~18:00

【場所】汐留・日本テレビタワー2F 日テレホールC・ホワイエ・ロビー
【受付】入場無料・予約登録不要(受付で名刺2枚が必要)

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