映像メディアの価値を映す Screens

株式会社ビデオリサーチ（本社：東京）ひと研究所の若者研究チーム「VRわかものラボ」は26日、株式会社マイナビ（本社：東京）が運営するティーン向けマーケティング支援事業を行う「マイナビティーンズ」と共同で、女子高生の“インフルエンス力”に着目した「JK×Instagram利用クラスター」を開発したと発表した。

この「マイナビティーンズ」と「VRわかものラボ」は、かねてより若者の流行の拡散源であり、未来のユーザーにつながる存在でもある女子高生に注目。彼女たちへの理解を深めることで企業のマーケティングへの活用、支援に取り組んでおり、女子高生一人ひとりが周囲に与える影響力を「インフルエンス力」と定義した。その上で、この「インフルエンス力」と彼女たちの重要な情報受発信ツールとなっているInstagramで発信する時の意識や日常生活の意識を掛け合わせることで、クラスターを作成。

このクラスターは「インフルエンサーJK」「リーダーJK」「クールJK」「コミュニティ重視JK」「ナチュラルJK」「レシーバーJK」「マイウェイJK」の計7タイプに分類でき、それぞれのタイプのデモグラフィックや意識、またInstagram上の行動にも差があることがわかった。

この「JK×Instagram利用クラスター」を開発するにあたり、定量調査（インターネット調査）と定性調査（インタビュー調査）を実施。その結果、スマホを持っている女子高生の4人に3人がInstagramを利用しており、1日の利用時間は約120分ということがわった。また、SNSに関するインタビューでも「インスタをメインに使う」「先にインスタを見る」という、Insgatamに対する距離が近くなっている実態が浮き彫りになった。

また、女子高生のうち「SNSでオススメされた商品を見て実際に購入したことがある」と答えた人は45.4％（※マイナビティーンズ調べ）となっており、SNSによって購買行動に影響を受けていることがわかる。今後は、このクラスターを活用したターゲットの選定や新商品・サービスの創造など、企業が抱えるマーケティング課題の解決支援を行っていく方針だ。

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