「好き」を仕事に!テレ朝、ミレニアル世代向けオンラインサロン始動
編集部
株式会社テレビ朝日(以下、テレビ朝日)は9日、合同会社DMM.com(以下、DMM.com)本社イベントスペースにて、ミレニアル世代(1980年~2000年初め生まれ)に向けた会員制オンラインサロン「CREATOR’S BASE」のオープニングイベントを開催。「Satellite Young」主宰、フォトグラファー兼アーティストの草野絵美氏と株式会社ウツワ代表取締役のハヤカワ五味氏をゲストに迎え、「個性を仕事にする方法」をテーマしたトークショーを展開した。
■ 「好き」を仕事にしたい若者向けのインタラクティブサロン
テレビ朝日が運営する「CREATOR’S BASE」は、DMM.comの「DMMオンラインサロン」に開設された、クリエイターを目指す若者向けの双方向型コミュニティサービス。“一般会員”か“オンライン会員”かの2種類から選べ、両プランともオフラインで開催される講義・イベントの様子をライブ配信や動画配信で視聴できるほか、Facebook内の会員同士の交流にも参加できる。これに加え、“一般会員”は実際に講義やイベントの現場に参加することができる上、与えられたプラクティス(課題)を提出し、講師陣による添削&フィードバックも受けられるようになっている。
このオンラインサロン初となった今回のイベントは、ほぼ満席状態で男女比率はおよそ3:2。同局の紀真耶(きのまや)アナウンサーの進行のもと、まずは公式Facebookで無料のライブ配信(一部無料、途中から有料会員のみ)が行われていること、会場内の撮影やTwitter上でハッシュタグ(#クリエイターズベース)をつけて発信することも自由であることが伝えられた。
■“デジタルネイティブ”に位置づけられるミレニアル世代の特徴とは
トークショーの冒頭には、同サロンのオーナー・西脇由希子氏(テレビ朝日 総合ビジネス局 デジタル事業センター)が、自身も含まれる“ミレニアル世代”の現状について、「価値観の多様化が進み、同世代間でも様々な考えや行動特性を持つグループが混在している」と説明。しかし多様な価値観や個性を持つミレニアル世代には、「本当は“好き”を仕事にしたい。もっとクリエイティブに生きたい」と望んでいる人は多いはず。
そんな考えに至り、先輩からのアドバイスや後押しもあって、今回のオンラインサロンを開設することになったという経緯が述べられた。また、「最終目的は、日本のミレニアル世代の閉そく感を打ち破り、新たなものを創造して外へ発信していくこと」だという思いも語られ、「ミレニアル世代が一堂に集まって刺激し合う空間があれば、きっといいものができるはず。同世代のクリエイターを講師に招いてインプットの場をつくり、時には互いにアイディアを交わしながらひとつのものをつくりあげる。そんなオンラインコミュニティを築けば、もっと日本を創造的な国にできるはず」と、オーナーとしての熱い意気込みが披露され、2名の講師陣にバトンが渡された。
■ミレニアル世代を代表するクリエイター、草野絵美氏とハヤカワ五味氏の視点
トークショーでは、草野氏とハヤカワ氏が「個性を仕事にする方法」を軸に、4つのトークテーマでそれぞれの視点がオープンに語られた。
最初のトークテーマは、「自分の個性は? 仕事にどのように結び付けている?」。双方に共通していたのは、「自分だけのモノの見方、あなただけの美学、私にしかない視点を、いかに早く浮き彫りにするかが大事」ということ。そして「個性には(子ども時代に)ルーツがある」とも語る。
草野氏のルーツは、50~80年代のマスコミが強かった時代につくられたカルチャーに対する憧れ。それが音楽をはじめ自身のクリエイティブな活動に活かされているそうだ。ハヤカワ氏のルーツは、ゲーム好きな自分。「短時間でいかにゴール(達成)するか」を目的に遊んでいた姿勢が、今の仕事に対する流儀・美学として生きているという。
さらに「様々なものにアンテナを張って興味を持つことも必要」だと語る。草野氏、ハヤカワ氏共に“熱しやすく飽きっぽい”そうだが、すぐに新しいものに興味が移るとしても、一度興味を持ったものに対しては、高い集中力を発揮して納得するまでとことん突き詰めるのが強みだという。そんなバイタリティを持ち合わせていることも、“好き”を仕事にするための秘訣かもしれない。
無料でライブ配信された内容はここまで。全て視聴したい場合は、会員登録することでアーカイブを見ることもできる。
また、トークショーの後半では、質疑応答の場も設けられ、会場のみならず、Facebookで募集した質問に対しても丁寧に回答していた。イベント終了後は、参加者たちが自由に交流をもつことができる「ネットワーキングタイム」が設けられ、それぞれ親交を深めていた。