映像メディアの価値を映す Screens

関西の制作プロダクションが制作した番組の中から優れた作品を表彰する「ＡＴＰ上方番組大賞」の授賞式が行われ、読売テレビから2つの番組が表彰された。

優秀賞に選ばれたのは『たとえるバラエティクイズ！ 鼻からスイカ』 で、「出産の例え話をきっかけに誰かが発した機智ある一言が多くの人の共感を生む面白さやその過程が丹念に掘り起こされています。日常の潤いから世界各国の国民性まで言葉の豊かさと広がりを感じる秀作です」と評価された。

また、奨励賞には『ますおか引越センター」が選ばれ、こちらは「引越という誰もが経験する出来事を通し、そこに生じる人間模様を丹念に捉え深堀しています。住居が変わることで生活も自分自身も変わっていく登場人物たちに感情移入し思わず引き込まれていく番組です」と評価された。

ATP（全日本テレビ番組製作社連盟）とは、東京、大阪の主要テレビ番組製作会社約120社が加盟する団体。1982 年の発足以来、テレビ番組の質的向上を図ることによって、放送文化の発展と国民の文化的生活の向上に寄与することを目的として活動している。関西製作者のモチベーションの向上を図り、若い製作者が夢と誇りを持てる場を提供する事を目的として、 2013年に「関西 ATP 賞」（現上方番組大賞）が創設された。

 

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