映像メディアの価値を映す Screens

中京テレビの『ウマい！安い！おもしろい！全日本びっくり仰店グランプリ』、第47回放送文化基金賞 番組部門・テレビエンターテインメント番組 最優秀賞に決定した。

同番組は、地元のお客さんのため、ブリ刺し身定食やカツ丼など300円で提供する定食屋の大将。「お客さんに喜んでもらえたら何でも良い」という理由で、うどんを無料でお土産にする店主。引退した後も、閉店を知らずにやって来たお客さんに無料で料理をふるまうご夫婦。料理がウマい！安い！は当たり前。お客様のために、なぜそこまでやるの？全国に存在する我々の想像を遥かに超えるサービスが独特でおもてなしすぎなお店を入り口に、店主の生き様まで迫る。その笑いがいつしか尊敬に変わる、新しいジャンルのヒューマングルメドキュメンタリー。

＜プロデューサー 笠井知己のコメント＞

「お客様のために、なぜ そこまでやるの？」店主の方の胸に秘めた思いは様々。スタッフがお店に足しげく通い、取材としてではなく、１人の人間として店主の方と向き合い、信頼関係を築きながら１カット１カットを丁寧に紡いで描いてきた。放送後、「明日を生きる勇気と元気をもらえた」「悩んでいることがちっぽけに思えた」など、視聴者からたくさんの言葉を頂き、今後もより良い番組作りを目指す励みとなった。