REVISIO、共視聴テレビ番組ランキングを発表!みんなで一緒に楽しんだ番組は?
編集部
家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンの「視られている量」を測るREVISIO株式会社(旧TVISION INSIGHTS、所在地:東京都千代田区、以下REVISIO)は、複数人が集まって見たテレビ番組は何だったのかについて、ランキングを用いて検証した。
全視聴者がテレビ番組に目線を向けた時間のうち、2人以上が同時に目線を向けた時間の割合を共視聴率と定義し、共視聴率が高い順にランキングを作成した。ランキングの対象期間は、2023年4月3日から6月18日まで。ランキングの結果は下記のとおりとなった。
放送局に注目すると、1位から5位までがフジテレビの番組、さらに上位15番組中8番組がフジテレビの番組となり、この期間に放送された番組の中では、特にフジテレビが複数人に同時に見られたということが分かる。
曜日、時間については、週末のゴールデンタイムが上位を占めた。週末の夕食時間には、複数人の家族がそろってテレビを見ている事が推測される。
また、カテゴリー別では、「バラエティー」が圧倒的に多く、上位15番組のうち12番組がバラエティーだった。バラエティー以外では、「アニメ」の中で長寿番組であるフジテレビ『ちびまる子ちゃん』と、テレビ朝日の『ドラえもん』がランクインした。親子や兄弟で見ていたのではないかと考えられる。「スポーツ」ではフジテレビで放映された『キリンチャレンジカップ2023』のみがランクイン。日本代表の試合を、複数人で応援しながらテレビを見ていたのだと思われる。
1位:フジテレビ『新しいカギ』
チョコレートプラネット、霜降り明星、ハナコが土曜の夜を盛り上げる、コントあり、企画ありの総合お笑いバラエティー番組。「学校かくれんぼ」というコンテンツが若年層を中心に人気になり、結果複数人での視聴が多かったのではと考えられる。
2位:フジテレビ『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』
東野幸治、小池栄子がMCを務めるドッキリ番組。長年にわたり一方的に"ドッキリ"を仕掛けられる立場だった芸能人が"ドッキリ"を考える側になるというこれまでにありそうでなかったドッキリ番組。1位の『新しいカギ』の前枠の番組だ。交互に2時間スペシャルになることも多く、続きの2時間枠として複数人で視聴している人が多いのかもしれない。
3位:フジテレビ『逃走中×逃走中グレートコラボSP』
限られたエリアの中で、ハンターから逃げた時間に応じて賞金を獲得できるゲーム番組。レギュラー番組ではなく、放送は不定期。番組受賞歴も多く、海外でも放送等、評価の高い番組だ。次回の放送はいつかと待ちわびる声もSNS中心に多く、若年層からの高い支持もあり、複数での視聴に結びついたと推測される。
今回は、REVISIOで通常番組ランキングに使用している注目度(テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合)とは違った共視聴という視点で分析を行った。世帯単位や個人単位では捉えることのできない共視聴の観点から人気の番組を探るのも面白いのではないか。
■今回分析に利用した指標について
■共視聴率とは?
テレビ番組を注視した人の全秒数のうち、2人以上で注視した人の秒数の割合