ビデオリサーチ、動画配信プラットフォームの利用実態を把握できる新たなサービス『STREAMO』の提供をスタート
編集部
株式会社ビデオリサーチ（東京都千代田区）は、自宅内におけるTVerやYouTubeなど動画配信プラットフォームの利用実態を把握できるサービスの名称を、『STREAMO（ストリーモ）』に決定し、2024年4月より関東地区にてβ版（※1）の提供を開始することをお知らせする。2025年10月には全国10,700世帯/約25,000サンプルでの提供開始を予定。
※1：β版＝関東地区2,700世帯の半数程度のサンプル数での調査データを想定（対象サンプルは偏りを防ぐためランダム抽出）
■『STREAMO』の特徴
［1］デバイスを横断した「テレビ放送×動画配信プラットフォーム」の効果的なプランニングをサポート
同一サンプルの自宅内のテレビ放送視聴と動画配信プラットフォーム利用を実測で把握できる。例えば、「特定の動画配信プラットフォーム利用者が好むテレビ番組」「テレビ視聴量の少ない人が利用している動画配信プラットフォーム」などを分析することで、テレビ放送視聴と動画配信プラットフォーム利用を掛け合わせた、より効果的なプランニングに活用することができる。
［2］代表性がある視聴率調査サンプルの動画配信プラットフォーム利用状況を確認
本データは、当社のテレビ視聴率調査対象世帯/個人から取得している。統計学に基づいた代表性があるサンプルのため、世の中の動画配信プラットフォーム利用実態を偏りなく把握できる。
［3］コネクテッドTVに加え、スマートフォン/タブレットでの動画配信プラットフォーム利用も可視化
コネクテッドTV（CTV）に加え、PCやスートフォン・タブレットなどモバイル端末での動画配信プラットフォーム利用を個人単位で測定しており、自宅内の動画配信プラットフォーム利用をデバイス別、ターゲット別、時間帯別に把握することが可能となる。
なお、『STREAMO』には、従来のテレビ視聴率に加え、「動画配信プラットフォーム利用（ストリーミング）も可視化する」という意味が込められている。
■提供方法詳細
『STREAMO』は、「STREAMO ASP」サービスを契約いただきユーザー自身の手元で集計していただく方法に加え、『STREAMO』の豊富なデータとノウハウを活用し、要望に応じたスポット集計、個別の特別分析を提供する方法の2パターンがある。
（1）「STREAMO ASP」サービスでの提供
各動画配信プラットフォームの曜日・時間帯別利用状況や毎分グラフ、各プラットフォームの利用シェアを手元で集計できる。各プラットフォームが、いつ、だれに、どのように使われているかを把握できる。なお、「STREAMO ASP」で個別に集計できる動画配信プラットフォームはTVer、Prime Video、YouTube、Netflixを予定している。
「STREAMO ASP」での集計結果イメージ
※いずれも開発中画面。実際のものと仕様変更になる場合がございます
（2）スポット集計、個別の特別分析
『STREAMO』の豊富なデータとノウハウを活用し、要望に応じた分析を承る。
テレビ放送の視聴と動画配信プラットフォームの利用が共に実測で把握できるという特長を生かし、例えば特定のテレビ番組視聴者における動画配信プラットフォームの利用実態を分析したり、特定の動画配信プラットフォーム利用者のテレビ視聴率を算出したりするなど、さまざまな切り口でプランニングやマーケティングの課題解決につながるサポートを行う。なお、特別分析では、TVer、Prime Video、YouTube、Netflix以外の動画配信プラットフォームについても分析の相談を承ることが可能である。
『STREAMO』データを活用した個別分析のアウトプットイメージ（※一部データをマスキング）
■サービス概要
●サービス名 STREAMO（ストリーモ）
●測定期間 2023年4月～
●測定方法 テレビ視聴率調査対象世帯に対し、従来の視聴率測定機に加え、動画測定用のセンサーを新たに設置することでコネクテッドTVやPC・モバイル端末別での動画視聴を測定
※計測範囲は原則動画配信プラットフォーム単位
●提供方法 （1）ASPサービスでのご提供（2）スポット集計、個別の特別分析（集計データ納品）
●提供地区 2024年4月～関東地区、2025年10月～全国各地区および全国版をご提供予定