ビデオリサーチ、日本・世界各国のSVOD視聴実態をコンテンツ単位で把握できる「SoDA」を日本市場で本格提供開始
編集部
株式会社ビデオリサーチ(以下、ビデオリサーチ)は、Netflix、prime video等の定額制動画配信プラットフォーム(以下、SVOD)の視聴実態を測定するソリューションであるStreaming On Demand Analytics(略称SoDA、読み:ソーダ)の提供を開始した。
「SoDA」はイギリスの調査会社であるDIGITAL-I LIMITED(Address:470 Bath Road,Arnos Vale,Bristol,England, BS4 3AP、Founder and Chairman:Ali Vahdati、以下、Digital i)の提供する商品で、日本国内企業向け販売については、ビデオリサーチが独占代理販売契約を締結し、国内で唯一の提供窓口となる。
デジタル環境が発展し、多くの動画コンテンツが国内外問わずさまざまなプラットフォームで配信・視聴されるようになっている。各事業者がコンテンツパワーの可視化を求められるシーンが増える中、放送局由来コンテンツの視聴の可視化に取り組んでいるビデオリサーチは、SVOD市場のコンテンツパワーを可視化したデータの提供をDigital iとの連携で実現した。
■「SoDA」について
「SoDA」は、4大陸に日本を含む20カ国(日/韓/米/英/仏/独/伊/西など)、全4プラットフォーム(Netflix、prime video、Disney+、HBO Max)を対象に(※)、パネル調査でSVOD視聴に関するデータを収集しており、エリア別、プラットフォーム別、作品ジャンル別、コンテンツ別の視聴分析を行うことができる。
複数のプラットフォームが複数の国に跨って展開されているSVOD市場を一元化して可視化、ジャンルやコンテンツ別に細分化した分析を組み合わせることで、SVOD市場を広く深く理解することができる。
SoDAの日本国内における独占代理販売契約を通じて、拡大するSVOD市場について、コンテンツやプラットフォームの盛り上がり、ユーザーの視聴行動変化の可視化を進め、SVOD市場に寄与するデータを提供する。
ビデオリサーチは、コネクテッドTVの普及など視聴行動の多様化に対応し、テレビ放送と動画配信を横断した視聴実態の可視化に取り組んでいる。今後も、変化するメディア環境に即した統合的な視聴指標の開発を進め、メディアコンテンツ・コミュニケーション業界の意思決定を支える信頼性の高いデータを提供していくという。
※2025年7月時点、エリアによって測定対象のプラットフォームは異なる。
■「SoDA」でできること
1.どんな視聴者が見ているのか、どれくらい見られたのかなど、コンテンツの視聴反響がわかる
SVODで配信されているコンテンツを視聴したアカウント者の属性や世帯情報、コンテンツのリーチ・再生回数・視聴分数などの視聴状況を集計できる。
自社/他社がSVODに配信したコンテンツが「どんな特性の契約者に見られたのか」「どれくらいの注目を集めたのか」の分析が可能で、コンテンツの視聴状況を活用した配信戦略が立てられる。
2.よく見られた作品やジャンルが把握でき、Netflix、prime videoなど各プラットフォームのトレンドがわかる
各国・各プラットフォームにおいて、よく見られている人気コンテンツランキング、よく見られているコンテンツジャンルが集計できる。任意のエリア、任意のプラットフォームのトレンドの可視化が可能で、世界各国のSVOD市場分析が行える。
3.作品の視聴傾向などが明らかになることで、コンテンツ販売金額の根拠が持てる
自社作品の販売金額設定の根拠としたい「作品の見られ方」「プラットフォームへの貢献度」など、要望にあわせてレポート内容をカスタマイズすることができる。販売金額の過去実績など、自社が持っているデータ等を組み合わせた分析も可能となる。
■「SoDA」の調査概要