日本テレビが(一社)日本映画テレビ技術協会 第79回技術開発賞と映像技術賞DVT部門特別賞をダブル受賞 技術開発賞は5年連続受賞
編集部
日本テレビ放送網株式会社は、(一社)日本映画テレビ技術協会にて、「テレビCM高度化開発−アドリーチマックス」のテーマが第79回(2025年度)技術開発賞を、「TOKYO巫女忍者」が映像技術賞 DVT(デジタルビジュアル技術)部門 特別賞を受賞したことを発表した。技術開発賞部門では、昨年に続き5年連続の受賞となる。
この賞は毎年、放送に関連する技術の研究・開発、あるいは放送現場での工夫・考案で成果を上げた技術により、顕著な業績を残した個人またはグループを対象に授与されるもの。
日本テレビでは、今後も積極的な新技術の導入により、視聴者へ魅力的なコンテンツを届けられるよう更なる開発を進めていく。
技術開発賞
■テレビCM高度化開発−アドリーチマックス
日本テレビが内製開発した「アドリーチマックスプラットフォーム」は、クラウドと同社内に設置した放送設備のハイブリッド構成により、放送の安定性を維持しつつ、CM運行管理のデジタル化、数理最適化によるCM枠の自動配置、放送直前のリアルタイム送出制御等の技術を確立。業界初となる地上波テレビCMの発注から送出までを自動化する仕組み(プログラマティック取引)の実運用化に成功した。今回、新しい仕組みと同社開発で実現した点、高い要求水準の中で安定運行を実現している点、さらに系列局などへの展開が可能な設計である点が高く評価され、受賞に至った。
●受賞者のコメント
DX推進局 ICTエンジニアリング部 小窪政史氏、大谷真広氏、吉田宗弘氏
本システムの導入により、放送直前のCM素材選定など、これまで実現できなかった柔軟なCM運用を可能にしました。今後も他放送局への展開を進め、テレビ広告プラットフォームとしてさらなる価値向上を目指してまいります。
映像技術賞 DVT(デジタルビジュアル技術)部門 特別賞
■TOKYO巫女忍者
2026年1月7日に放送した実写×AIドラマ「TOKYO 巫女忍者(みこにんじゃ)」。内製した画像・動画生成AIシステムを軸に、生成AIやインカメラVFXなどの最新技術を組み合わせ、前例のない革新的な映像表現を実現した。今回、「新しいAIの活用とその物量」。「インハウスでのシステム開発とAIを活用した新たな制作ワークフローの確立」などの点が高く評価され、受賞に至った。
●受賞者のコメント
DX推進局 ICTエンジニアリング部 古谷康佑氏
「TOKYO 巫女忍者」は伝統的な実写ドラマの演出力と、最先端の生成AI技術を融合させた作品で、ドラマチームにとっても大きな挑戦でした。今後もテクノロジーとコンテンツの融合から生まれる、まだ見ぬ映像体験を追求して参ります。
~過去の日本映画テレビ技術協会賞 受賞歴~
第78回(2024年度) 技術開発賞
●3Dスキャンワークフローの簡易化とその活用
コンテンツ開発チーム(日本テレビ放送網(株))
第77回(2023年度) 技術開発賞
●新しいビデオペンの開発と多機能化
ビデオペン開発チーム(日本テレビ放送網(株))
第76回(2022年度) 技術開発賞
●AIモザイク編集ソフト「BlurOn」(ブラーオン)の開発
BlurOn開発チーム(日本テレビ放送網(株)、(株)NTTデータ)
第76回(2022年度) 映像技術賞 第26回(2022年度)技術大賞(経済産業大臣賞)
●「DRAMATIC BASEBALL」
プロ野球中継高度化検討チーム(日本テレビ放送網(株)、キヤノン(株)、(株)読売新聞東京本社)
第75回(2021年度) 技術開発賞 第25回(2021年度)技術大賞(経済産業大臣賞)
●AI業務支援システム「エイディ」の社内開発と運用
AI社内開発チーム(日本テレビ放送網(株))
第73回(2019年度) 技術開発賞
●テレビ番組制作支援用AI顔認識システムの開発
AI顔認識システム開発チーム(日本テレビ放送網(株))