TVS REGZA、62万台のレグザ視聴データを使った、いま見られている2026年夏アニメ・ドラマ視聴ランキング(中間版)を発表
編集部
TVS REGZA株式会社は、東京都・神奈川県・埼玉県の62万台のレグザ視聴データ*を基にした、2026年夏アニメ・ドラマの視聴ランキング(中間版)を発表した。
本ランキングは、2026年8月10日(月)深夜までに放送された番組について、リアルタイム視聴はもちろん、録画した番組の再生視聴7日分まで合わせて集計したランキングとなっている。放送を1分のみ視聴した場合もすべて合計する通常の視聴率とは異なり、番組の3分の1以上を視聴した機器のみをカウント、かつシーズンの放送済み話数のうち、7割以上を視聴した機器のみをカウントした、「シーズン単位」で視聴しているユニーク数(機器・人)を集計したランキングだ。
ランキングは総合だけでなく、Teens(13-19歳)、M1(男性20-34歳)、F1(女性20-34歳)、M2(男性35-49歳)、F2(女性35-49歳)、M3(男性50-64歳)、F3(女性50-64歳)の性・年代別の各部門も発表される。
2026年 夏アニメ 視聴ランキング(中間版)
アニメランキングは、視聴される番組がそれぞれでかなり異なる、性・年代別のランキングから紹介する。
ランキングのグラフは、緑が1放送回でも視聴、オレンジは7割以上の放送回を視聴した機器での平均接触率を示している。また、アニメについては総合ランキング(新規作品部門とシリーズ作品部門合算)でのベスト10以外の作品 (以下、固有作品) に赤枠をつけることで、それぞれの性・年代で特徴のある人気番組を発見できる。
Teens(13-19歳)部門
『転生したらスライムだった件 (第4期) (第2クール)』が圧倒的な強さを見せるなか、Teens固有作品 (総合ランキングベスト10に入っていない作品) は赤枠の作品群だが、2位の『逃げ上手の若君 (第2期)』がTeensの特徴を代表する作品となった。続いて7位の『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』は主人公が中年男性と20代女性だが、すべての性・年代の中でTeensの順位が一番高い結果となっている。9位の『正反対な君と僕 (第2期)』は高校生の人間模様や群像劇としてTeensとF1に人気だ。『薬屋のひとりごと』に通じる宮廷ミステリー要素の高い『ふつつかな悪女ではございますが 〜雛宮蝶鼠とりかえ伝〜』は女性人気が高いのでTeens内で女性の貢献が大きそうだ。
M1(男性20-34歳)部門
M1固有作品は20年以上の人気を誇る長寿作品の最終章かつ最終クールの『BLEACH 千年血戦篇 -禍進譚- (第4クール)』が筆頭で2位。4位に大学生のダイビングサークルを舞台にしたギャグ作品『ぐらんぶる Season 3』。7位にはTeens固有作品となった『逃げ上手の若君 (第2期)』が入った。
F1(女性20-34歳)部門
F1ではTeens代表作品『逃げ上手の若君 (第2期)』が同じ2位に入るもののスコアが負けているため、F1代表作品は『これ描いて死ね』となった。これは漫画が大好きすぎる少女たちが同人漫画を制作する創作の喜びが弾ける作品だ。7位以降はいずれもF1固有作品で『正反対な君と僕 (第2期)』『「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます』『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』『ふつつかな悪女ではございますが』といずれも恋愛要素が高めの作品が続くのがF1の特徴となっている。
M2(男性35-49歳)部門
M2では、総合ランキングベスト10作品が多いなか、固有作品の代表は10位の『幼女戦記 II (第2期)』。11位には『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL (2026年版)』など男性向けなバトル・戦術要素が高い作品が目立つ。なお、8位の異世界作品『世界最強の後衛 〜迷宮国の新人探索者〜』はM3の方がスコアが高く、代表作品はそちらに譲っている。
F2(女性35-49歳)部門
F2固有作品の代表は『天は赤い河のほとり』だ。2000万部以上の発行部数を誇り、紀元前14世紀のヒッタイト王国に転移する少女を主人公とした人気少女漫画作品のアニメ化となっている。1995-2002年の連載なので、当時20歳前後とすると今はF2世代と一致する。Teens代表作品になった『逃げ上手の若君 (第2期)』がF2でも5位に入っている。続いて7位に異世界での脱スパイ女性を描いた『手札が多めのビクトリア』、8位に宮廷姫と女官たちのサスペンス『ふつつかな悪女ではございますが』、9位に『「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます』など、年齢層があがると増える異世界作品が目立っている。
M3(男性50-64歳)部門
M3固有作品の代表は、8位の『世界最強の後衛 〜迷宮国の新人探索者〜』。M3固有作品はM2とほぼ変わらず、M2になかった『骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 II (第2期)』が11位に入るのみとなっている。12位までの作品を見渡してみると、『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL (2026年版)』を除く11作品が異世界作品という結果となった。
F3(女性50-64歳)部門
F3固有作品の代表は3位の『「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます』だ。これは、没落貴族令嬢と顔も知らずに政略結婚することになった次期侯爵の恋愛コメディで、4位の『ふつつかな悪女ではございますが 〜雛宮蝶鼠とりかえ伝〜』、5位の『手札が多めのビクトリア』など、異世界で女性が主役の作品が上位を占め、F1、F2と比較しても異世界作品が12作品中8作品となった。
総合ランキング 新規作品部門
新規作品 (過去にアニメ化されたシリーズ作品ではないもの) は5位の『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』と14位の『鬼の花嫁』以外はすべて異世界作品という特徴が際立っている。これは、人数の多い上の年齢層の影響を排除するため、性・年代を同格の重みづけとした世代バランス型の集計としていても、この結果となっている。先に確認した性・年代別のランキングではそれぞれの特徴が出ていたが、合算してみると異世界作品がやはり強かったという結果になった。
総合ランキング シリーズ作品部門
シリーズ作品 (新規作品以外) は圧倒的1位の『転生したらスライムだった件 (第4期) (第2クール)』、2位『片田舎のおっさん、剣聖になる II (第2期)』、3位『無職転生 III 〜異世界行ったら本気だす〜 (第3期)』とここでも異世界作品がトップ3を占めた。いずれも人気作品だが、2位と3位の順位差は女性票がより多く取れた方という結果だ。15位までで計9作品が異世界となっている。
総括(総合ランキング 新規作品+シリーズ作品)
新規作品とシリーズ作品を合算した総合ランキング (性・年代の人数差を排除した世代バランス型の集計) でも、ベスト10のうち9作品が異世界だが、ここで注目すべきは、右側の性・年代別のバッジの獲得構造だ。性・年代別ランキングでそれぞれ12位までに入っているとバッジが付くが、1位は7部門すべて制覇、2位以下はいくつか欠けていき、下に行くほど総じて欠け具合が大きくなる。3位、5位~7位、10位、13位などは女性が欠けており、8位、15位は男性が欠けており、10位、14位、15位は若者が欠けていることがわかる。しかし7位は特殊で、男性人気作品としては若手のM1が欠けているもののTeensには人気(6位)で、ゲーム知識を生かすワクワクする物語展開と、CGゲームにログインしたかのような映像がアニメテイストとは少し異なる作品となっている。
2026年 夏ドラマ 視聴ランキング(中間版)
ドラマは、総合ランキング、性・年代別のランキングの順で紹介する。
総合ランキング
2023年の熱狂再び!という前評判通り、『VIVANT』が第2位以下に圧倒的な差をつけて第1位を獲得した。第2位にはSNSで話題の『Tシャツが乾くまで』がランクイン。第3位以降は『VIVANT』の半分以下で、ほぼ横並びの混戦状態となっており、どの層においても『VIVANT』と『Tシャツが乾くまで』がトップ3にランキングしているのが今期の大きな特徴だ。
Teens(13-19歳)部門
Teensでは、総合上位の『VIVANT』『Tシャツが乾くまで』『GTO』がトップ3を占め、話題作への関心の高さが表れた。一方、『ファーストクライ 母子救命救急班』と『団地のふたり』は、ともに総合順位から大きく上昇。若い出演者を中心とした作品だけでなく、世代の異なる人物の暮らしを描く作品も選ばれており、ジャンルや登場人物の年代にとらわれず、幅広い作品が視聴された傾向が見られる。
M1(男性20-34歳)部門
M1では、『ファーストクライ 母子救命救急班』が総合11位から6位、『一次元の挿し木』が総合13位から8位へ、それぞれ5ランク上昇した。母子救命の現場と遺伝子をめぐるミステリーという異なる題材ながら、専門性の高いテーマと先の読めない展開を持つ作品が視聴されている。一方、『大空港~GATE24~』は総合6位から12位へ下降。組織や制度をじっくり描く作品よりも、明確な危機や謎を軸に物語が動く作品との相性の良さがうかがえる。
F1(女性20-34歳)部門
F1では、F1層と年齢的にマッチした物語の『Tokyo middle 30』が総合15位から8位へ7ランク上昇したほか、総合トップ15圏外の『マイ・フィクション』が12位に入った。また、M!LKの佐野勇斗氏が相手役を務める『君の好きは無敵』、SixTONESの松村北斗氏主演の『告白-25年目の秘密-』、timeleszの寺西拓人氏がダブル主演を務める『ラストノート』も上位を維持。アイドル出演作が若年女性層で選ばれる納得感に加え、恋愛や秘密、人間関係を通じて感情移入できる作品が視聴されている。
M2(男性35-49歳)部門
M2では、GACKT氏主演の『ブラックトリック~裁きを操る弁護人~』が総合9位から4位へと5ランク上昇。“嘘”を武器に巨大権力へ立ち向かう型破りな主人公と、明快な逆転劇がこの層の関心を引いたと考えられる。一方、『大空港~GATE24~』は総合6位から10位へ下降。制度や組織全体を描く群像劇よりも、強い個性と専門性を持つ人物が局面を打開する、痛快な職業ドラマが好まれた結果と言えそうだ。
F2(女性35-49歳)部門
F2では、2位から4位までを恋愛要素のあるドラマが占めている点が特徴だ。この他『さよならノワール』が総合12位から7位へと大きくランクアップした。また、F1に続き、F2でも『Tokyo middle 30』が大きくランクアップしていて、ドラマで描かれているヒロインと同世代の女性を描いた物語が視聴されていることがわかる。
M3(男性50-64歳)部門
M3では、『ブラックトリック~裁きを操る弁護人~』が総合9位から4位へ5ランクアップ。また、『さよならノワール』も10位に入り、事件を扱うドラマにおいて、被害者や遺族を支える仕事に光を当てた点が特徴的です。一方、『君の好きは無敵』は総合3位から8位、『告白-25年目の秘密-』は総合5位から9位へ下降。恋愛や感情の揺れを中心とした作品よりも、社会的な役割を担う人物の信念や責任、正義を描く作品が見られているという、M3ならではの傾向が表れたランキングといえます。
F3(女性50-64歳)部門
F3では、F2以上にその傾向が顕著で、2位から5位までを恋愛要素のあるドラマが占めている点が特徴だ。また、『さよならノワール』が総合12位から6位へ大きく上昇し、全層の中でも特に大きな違いを示した。犯罪被害者や遺族が再び人生を歩み出す過程に寄り添う視点が、F3層の関心と強く重なったと考えられる。一方で、F3層と同世代の50代の女性を描いた『団地のふたり』がランク外というのが興味深いデータとなっている。
レグザ視聴データ分析サービスについて
*レグザ視聴データとは
レグザ視聴データとは、全国530万台 (2026年7月時点)・秒単位のテレビ視聴ログを、テレビ利用ユーザーから許諾をいただいて集計・活用しているデータです。シングルソースで、全国の地デジ、BS、110度CS放送、CATV コミュニティチャンネルの番組単位や時間帯単位のリアルタイム視聴・再生視聴の集計はもちろん、テレビ画面内での YouTube、各種動画配信サービス利用頻度や視聴時間まで集計可能です。市区町村別の集計、外部データと連携した旅行好き・イベント好きなど各種属性情報に基づいた集計にも対応しております。
このレグザ視聴データを活用し、特定の番組(複数指定可)を一定時間以上視聴した層のみにアンケートしたいというケースにも応えられ、テレビ画面上でリモコン番号のみで回答可能な「レグザ Direct リサーチ」というサービスと組み合わせることで、秒単位の視聴情報に基づいたスクリーニング調査不要の実査と、アンケート集計結果内の関心層群などの視聴分析までワンストップで可能です。これらは大手調査会社様や広告会社様、放送局様からもご活用いただいております。