NHK、新インターネットサービス「NHK ONE」を10月1日にスタート
編集部
日本放送協会(以下、NHK)は2025年10月1日、新しいインターネットサービス「NHK ONE」をスタートさせる。番組の同時配信、見逃し・聞き逃し配信、ニュース記事・動画など、信頼できる情報や豊かなコンテンツをこれまで以上に充実させてお届けする。
■提供方法
▼WEBサイト(HP)
現行のNHKプラス、NHK NEWS WEB、各番組のホームぺージなどを10月1日に開設する「NHK ONE」に集約。総合テレビ・Eテレビ・ラジオ番組の同時配信や、1週間の見逃し・聞き逃し配信、ニュース記事や動画、気象・災害情報、各番組の情報など、すべてのサービスを提供する。
▼アプリ スマホ用・タブレット用
現行のアプリのうちリニューアル・パワーアップする「NHKプラス」、「NHK ONEニュース・防災」、「NHK ONE for School」の3つのアプリは、新たにダウンロードして利用できる。アプリのダウンロードは10月1日から。「らじる★らじる」と「ゴガク」の2つのアプリは受信契約対象外のサービスで、これまでと変わらず利用できる。
▼アプリ ネット対応テレビ用
現行の「NHKプラス」をリニューアル・パワーアップする。新たにダウンロードして利用できる。アプリのダウンロードは10月1日から。

■WEBサイト「NHK ONE」の特徴
①NHKのすべてをまとめてお届け
各番組の同時・見逃し配信のほか、関連する番組をまとめたプレイリストなどをわかりやすく表示。見たい・知りたい情報に簡単にアクセスできる。NHK ONEのニュースぺージでは、国内外の取材網によるニュースを掲載。ニュース番組の配信、記事、動画、地図など、インターネットの特性を生かして、正確で信頼できるジャーナリズムを提供する。“多様なテーマを多角的に伝える”という放送と同じ役割をインターネットでも果たす。
②地域の情報が充実
地域(放送局)を設定することで、地域に関する番組をまとめたプレイリストや、地域のニュースにすぐにアクセスできる。
③検索でたどりつきやすく
検索機能を強化し、さまざまなテーマごとに、番組やニュースなどの記事にアクセスできるようになる。例えば「熱中症」と検索すると熱中症に関連する番組や、ニュース記事や動画が表示されるなど、より便利で使いやすく利用できる。
■アプリ「NHKプラス」の特徴
①テレビでもスマホでも同時・見逃し配信
テレビアプリでは、テレビ番組の見逃し配信に加え、いままで利用できなかった同時配信がスタートする。スマホでも提供するため、通勤通学、休憩中や就寝前、いつでもどこでも何度でも、インターネットを通じてNHKの番組を楽しめる。
②プロファイル設定やデバイス連携で便利に
世帯で「NHK ONEアカウント」を登録すると、家族ごとに「プロファイル」を5つまで設定できる。これにより、家族それぞれ気になる番組をフォローすることなどが可能になる。また、プロファイルによってデバイス(機器)どうしの連携もできるように。外出中、スマホで見ていた番組の続きを、帰宅後、ネット対応テレビですぐ視聴、といった楽しみ方を実現する。
③番組配信アプリで最新ニュース記事も
NHKプラスに「ニュース」のメニューが新設される。連続テレビ小説や大河ドラマを見て、そのまま同じアプリでニュース記事や動画をチェック、といった利用方法が可能になる。また「NHK ONE」WEBサイトと同じように、地域(放送局)を設定することで、NHKの地域放送局がお届けしている番組やニュースをチェックできる。
④ぴったり字幕機能で、生放送でも番組内容と字幕がずれない
聴覚に障害のある人の「家族と一緒に生放送を見ていて、番組の内容と字幕が合っていないので会話がしにくい」という声にこたえて開発した機能が「ぴったり字幕」。「NHKプラス」は字幕表示をONにすると、生放送の番組(※)でも番組内容と字幕がいつもぴったり合う。
⑤安心して子どもと一緒に楽しめる
移動中や外出先などで小さな子どもがなかなか落ち着いてくれない。休みの日なのに天気が悪くて公園に遊びにいけない。子育て中の人にぴったりなのが、NHKプラスのスマホ・タブレット用アプリに入っている、子ども向けプレイリストやネット対応テレビ用アプリに搭載される「キッズモード」機能。どちらもEテレなどの子ども向け番組をまとめて見ることができる。
※対象の生放送番組『おはよう日本』『NHKニュース7』『ニュースウオッチ9』『サタデーウオッチ9』など。
■アプリ「NHK ONE ニュース・防災」の特徴
①命と暮らしを守る情報をいち早く
災害時や緊急時に命と暮らしを守る情報を確実にお届けする。ニュース速報に加え、地震・津波情報、気象情報などを画面で表示するほか、災害が起きたとき、あなたのいる場所や設定した地域に応じて、川の氾濫情報や避難の情報などをプッシュ通知でお知らせする。マップ機能では、雨雲の様子、河川氾濫の状況や河川カメラの映像などをリアルタイムで提供。緊急報道のニュースも同時配信し、いつでもどこでも「安心・安全」を支える。
②インターネットでも正確で信頼できる情報を
緊急報道を含むニュース番組の同時配信がスタート。また、『おはよう日本』や『NHKニュース7』などのニュース番組でどのような内容を伝えたのか、項目ごとに番組が見られるようになる。またニュースの記事や動画は、主要なものから国内外各地のニュースまで、さまざまなジャンルをきめ細かく深掘りしてお伝えする。インターネットで情報を確認する際に頼ることができるよう、正確で信頼できる情報をお届けする。
■アプリ「NHK ONE for School」の特徴
①教育現場や家庭で“まなべる”
NHKが制作する学校教育向け番組を多数配信する(2000本以上)。学習のエッセンスをまとめた短い動画も掲載する。
②学習内容を“さがしやすい”
キーワードのほか、学年・教科・番組から探すことができる。自分のお気に入りなどの動画をまとめる「プレイリスト」を作成可能。編集部おすすめの動画も紹介されている。