株式会社ヒオリス、最新鋭バーチャルシステム「アキシメトリー」を導入。狭い会議室を「テレビ局」並みのスタジオに変え、地域の発信力強化へ
編集部
岐阜県美濃市を拠点に、企業PV・CM・ドラマ・YouTube動画・配信などの映像制作を行う株式会社ヒオリスは、国内でも先進事例となる、世界中の放送局で使用されているAximmetry社のリアルタイム3Dバーチャルスタジオシステムを導入した。キヤノンのバーチャルプロダクションシステム「CVPS(Canon Virtual Production System)」と連携した本サービスの稼働により、プレゼンの配信や撮影に悩む、企業の小さな会議室など、限られたスペースでも大規模かつ高品位なバーチャル映像制作が可能となる。
これまでの単なるグリーンバック撮影とは一線を画す、海外の有名企業の配信品質でのプレゼンや、動画撮影が可能となる。
同社はこの技術基盤を活用し、最新技術を用いた企業情報の発信強化と、それを担う「次世代デジタル人材」の育成を通じ、地方から日本を元気にする新たなモデルケースの構築を目指す。
1. 目の前の課題:地方企業が直面する「発信力」と「人材」の壁
目の前の課題:地方企業が直面する「発信力」と「人材」の壁 地方には、世界に誇れる伝統技術や、ニッチトップの素晴らしい製品を持つ企業が多く存在する。しかし、多くの地方企業が以下の2つの大きな壁に直面している。
(1) 「伝わらない」もどかしさ、情報発信力の格差
首都圏の大手企業に比べ、PRやブランディングにかける予算・ノウハウが圧倒的に不足している。「良いものはあるのに、知られていない」状態が続き、機会損失を生んでいる。
(2) 「担い手」の不在、デジタル人材の流出
SNS運用や動画制作など、現代の広報に不可欠なデジタルスキルを持つ若者は、魅力的な職を求めて都市部へ流出してしまう。結果、地方企業内でのDXや情報発信の内製化が進まない悪循環に陥っている。
2. 課題を解決するためのアクション:国内先進事例「Aximmetry × CVPS」によるバーチャルプロダクションソリューション
バーチャルプロダクションソリューション 「場所や予算の制約を取り払い、地方企業が大手企業と対等に戦える武器を提供する」 そのために同社が導入したのが、キヤノンのバーチャルプロダクションシステム「CVPS」とAximmetryを組み合わせたバーチャル撮影システムだ。
(1)限られたスペースの会議室が、世界品質のスタジオに変貌する
わずかなグリーン背景さえあれば、わずか数畳の会議室が、ニュース番組のセットや近未来的なステージへと瞬時に変わる。TV番組やドラマ、YouTube等の撮影場所の制約をなくす。
(2) CVPSによる高精度なカメラトラッキングと没入感
CVPSにより取得したカメラ・レンズ情報とCG空間がリアルタイムで連携し、カメラワークに追従した高品質なバーチャル映像表現を実現する。これまでの単なるグリーンバックの撮影とは一線を画す品質を実現できる。 新システムと、これまで同社で培ってきた映像制作技術との融合で、場所を選ばず、世界品質の映像を制作する。
[参照WEBサイト]
・CVPS(Canon Virtual Production System)紹介ページ:https://canon.jp/biz/product/camera/pro-imaging/virtual/cvps
・Aximmetry HP:https://aximmetry.com/ja
(3)コストと時間の革命
大掛かりなセット建設や移動が不要となり、制作コストと時間を大幅に圧縮。地方企業や放送局でも、高頻度かつ高品質な動画発信(YouTube、ウェビナー、CM等)が可能となる。
3. ヒオリス迎賓館「たまぼし」× Aximmetryによる伝統と革新。 これこそが私たちの目指す「Heritage Innovation」
株式会社ヒオリスが本社を構える岐阜県美濃市において、2024年に設立した迎賓館「たまぼし」。 築350余年の歴史を持つ文化財を改修し、江戸和室・明治洋室・茶室に加え、本格的なスタジオライティングが可能なホリゾントスタジオを備えた複合撮影施設。
この「たまぼし」と、最先端の映像制作システム「Aximmetry」を組み合わせることで、バリエーション豊かな映像制作をワンストップで実現する。
(1)ワンストッププロモーションの実現
たまぼし内のホリゾントスタジオに導入されたリアルタイム合成システム(Aximmetry)により、クライアントの要望に応じた合成映像を、360度の世界観をリアルタイムで確認しながら撮影することが可能となる。 さらに、プロダクトのリアルな日常シーンや製品使用シーンなどは、同施設内の室内空間や、美濃市の伝統建築物保存地区「うだつの上がる町並み」でのロケーション撮影を組み合わせることで対応可能。 スタジオやロケ地間の移動を伴うことなく、多彩な映像表現を一箇所で完結させることができる。
(2)コンパクトな予算で世界品質の制作を実現
撮影シーンごとにロケーションを移動する必要がないことは、制作コストの効率化にも直結する。 移動や設営にかかるコストを、映像のクオリティ向上へ再投資することで、これまで実現が難しかった映像表現を可能にする。
(3)伝統と革新。生み出す新たな価値
長い年月を経て受け継がれてきた文化資産=「Heritage」である迎賓館たまぼしと、最先端の映像制作技術=「Innovation」を実現するAximmetry。この二つの融合により、単なる映像合成技術にとどまらない、国内で同社だからこそ実現できる、新たな映像表現と価値創出を提案していく。
4. 地域一丸となった「産学官連携」
技術があるだけでは、地域は変わらない。それを使いこなす「人」を育てるため、産学官連携を行い、次世代を担う学生へ、Aximmetryを使った新たな教育の提供を目指す。
名古屋を中心とした専門学校、本社を構える岐阜県美濃市・関市を中心に、若い感性と最新技術を掛け合わせた実践的な「生きた学習」の場を提供し、世界最先端の映像技術に触れる原体験を作ることにより学生と地元企業をつなぐ架け橋となる。
5. 地方企業の情報発信を「民主化」する
本プロジェクトの意義は、単なる機材導入ではない。「高度な情報発信の民主化」を目的としている。
これまでテレビ局や大手代理店にしかできなかった表現を、地方企業が、自社で情報発信の品質コントロールができるようになる。
同社は今回の新たな取り組みを軸に、地方企業の営業力・採用力を底上げし、地域経済全体の活性化に寄与していく。
6. 地域内で「人材と情報」が循環する未来を作りたい
同社が目指すのは、「企業の広報担当者が、地元を愛する若者である未来」だ。
1.地元の高校生・学生が、最新技術を使った発信スキルを学ぶ。
2.その学生が、地元企業の魅力を発掘し、世界へ発信する。
3.企業が成長し、新たな雇用が生まれる。
4.スキルを持った若者が、その企業で活躍する、または地元で起業する。
このエコシステムが回ることで、人材流出に歯止めをかけ、持続可能な地域社会の実現を目指す。
7. 今後の展望
株式会社ヒオリスは、今回の最新鋭バーチャルシステムサービスを成功させ、将来的には同様の課題を抱える他地域への展開も視野に入れている。 また、企業向けには、単なる動画制作受託にとどまらず、「自社スタジオ構築支援」や「インハウス動画クリエイター育成研修」など、企業が自走するための支援メニューを拡充していく。岐阜から、日本の地方創生の新しいスタンダードを発信し続ける。
9月中を目処に、岐阜県美濃市にある「迎賓館たまぼし」にて、関係者向けにデモンストレーションおよび体験会を開催する予定だ。
開催詳細については、HP等にて順次発表される予定となっている。
公式WEBサイト:https://hioryes.jp/
【会社概要】
株式会社HIORYES
代表取締役:藤田豊和
所在地:〒501-3722 岐阜県美濃市2274
設立:2019年12月
WEBサイト:https://hioryes.jp/