映像メディアの価値を映す Screens

ニールセン・スポーツ・ジャパン株式会社は18日、スポーツファンにおけるOTTサービスの浸透状況やOTTでのスポーツ観戦の実態の把握を目的とした自主調査の結果を発表した。本調査は昨年に続いて2回目となる。

調査の対象となったOTTサービスは以下の通り、
「LINE LIVE」「AbemaTV」「TVer」「DAZN」「スポナビライブ」「パ・リーグTV」「Hulu」「Netflix」「U-NEXT」「J SPORTオンデマンド」「dTV」「Amazonプライムビデオ」「スカパー!オンデマンド」「WOWOメンバーズオンデマンド」「J:COMオンデマンド」「TSUTAYA TV」「Rakuten TV」

■調査概要

＜「DAZN」1強時代＞
・現状のキラーコンテンツ（国内外のサッカー、野球）を一通りカバーしたDAZNの独り勝ちの様相
・DAZNはUEFAチャンピオンズリーグの独占放映権を有しており、更なるユーザーの加入が見込まれる
・今後はキラーコンテンツの確保に加え、サービスクオリティの向上を継続的に図っていく必要がある

＜新たなスポーツコンテンツ消費形態＞
・「時間・場所を気にせず楽しめる」OTTが、新たなスポーツコンテンツの消費形態として定着しつつある
・ユーザーでは「観戦時間そのものの伸長」「観戦コンテンツの拡がり」が確認されている
・一方で「スポーツ＝無料で視聴するコンテンツ」という認識も依然強い

■DAZN登場の衝撃

これまでのスポーツ観戦は、地上波や有料TVでの放送が主流だった。しかし、「DAZN」が2017年から10年間、Jリーグの独占放映権を約2,100億円で購入したのをきっかけに、2018年からはプロ野球11球団の試合を、2018-19シーズンからは「UEFAチャンピオンズリーグ」を配信するなど、日本におけるキラーコンテンツの獲得を背景に、スポーツ業界におけるOTTサービスをけん引するまでに成長した。ニールセン・スポーツ・ジャパンは今後、OTTによるスポーツ視聴が拡大することを予想している。

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